ニュース

報道関係の皆様からのお問い合わせはこちら

掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

2020年11月27日 | プレスリリース クリニック向け全自動PCR検査装置を発売
新型コロナウイルスの検査体制拡充に貢献

「遺伝子解析装置 AutoAmp」

「遺伝子解析装置 AutoAmp」

島津製作所は、11月27日にクリニック向けにPCR検査を全自動で行う「遺伝子解析装置 AutoAmp」(以下「AutoAmp」)を発売いたします。生体試料の入った検体容器、分注チップ、試薬容器、反応容器をセットするだけでPCR検査が行える、「一般医療機器」(クラスI)に該当する製品です。当社が販売する体外診断用医薬品「Ampdirect™ 2019-nCoV検出キット」を試薬として使用することで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検出が可能です。

本装置はリアルタイムPCR装置としては低価格で、これまで新型コロナウイルス検査の主体となってきた発熱外来の指定病院や地方衛生研究所、検査会社だけではなく、中規模病院やクリニック、検疫所などでも導入しやすくなっています。

当社は体外診断用医薬品「Ampdirect™ 2019-nCoV検出キット」について、従来販売してきた「100テスト用」(22万5000円、税別)に加えて、AutoAmpの推奨試薬として「12テスト用」(3万6000円、税別)も同日発売します。PCR検査に関わる装置・試薬のラインナップを充実させることで、新型コロナウイルスの検査体制拡充に貢献いたします。当社は今後、その他感染症の各種試薬キットも順次開発します。

新製品の特長

1. 簡単な操作で、安定的なデータ取得

測定に必要な前処理工程からPCRと蛍光測定までを全自動化することで、人為的作業ミスを防止し、安定したデータ取得を実現します。

2. 4検体同時測定&パソコン1台で4台制御

「AutoAmp」1台で4検体の同時測定が可能で、パソコン1台で「AutoAmp」を最大4台まで制御できます。現場の検査需要に応じて、検査体制を柔軟に拡充することが可能です。

3. クリニックでの設置に適した小型装置

幅30cm・奥行65cm・高さ66cmという小型サイズのため、限られたスペースにも設置できます。検体容器や廃棄済み分注チップの周囲の空気を装置内部へ吸引し、特殊フィルターを通過させてから装置外に排気します。

 

「遺伝子解析装置 AutoAmp」の利用シーン(イメージ) 「遺伝子解析装置 AutoAmp」の利用シーン(イメージ) 

販売名 遺伝子解析装置 AutoAmp
医療機器分類 一般医療機器(クラスI)、設置管理医療機器、特定保守管理医療機器
一般的名称 遺伝子解析装置
製造販売届出番号 26B1X00003900004
希望販売価格 190万円(PC別、税別)
販売目標 3000台(発売後1年間、国内のみ)

詳しい製品説明についてはこちら