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2022年2月9日 | お知らせ NEDOの「グリーンイノベーション基金事業」に採択
CO2排出量削減コンクリートの開発・評価に協力

島津製作所は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に、共同提案を行い、2022年1月28日に採択されました。共同提案を行ったのは、鹿島建設株式会社(社長:天野 裕正)、デンカ株式会社(社長:今井 俊夫)、株式会社竹中工務店(社長:佐々木 正人)の3社を実施予定先とする、民間企業 44社、10大学、1研究機関から構成されるコンソーシアムです。

「グリーンイノベーション基金事業」は、「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、NEDOに2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する事業です。コンソーシアムでは、本事業を通じて、高いレベルで汎用性のある「CO2の排出削減・固定量を最大化するコンクリート」を実現するとともに、施工技術の開発、品質評価技術を確立することで、実社会への本格的な普及を目指します。

当社は計測・システムメーカとしてコンソーシアムに参加しています。全有機体炭素計(TOC計)などの分析機器を用いて、CO2の固定量評価・分析手法の最適化と検証を担当する予定です。当社は今後もこれらの技術開発を通じてカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

 

NEDO Webサイト(グリーンイノベーション基金事業で、コンクリートやセメント分野のカーボンリサイクル技術の開発に着手)
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101510.html