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2019年4月25日 | プレスリリース
カラーカメラ搭載モデルを追加、データ保護機能を標準搭載
マイクロビッカース硬度計「HMV-G30 / HMV-G31シリーズ」を発売
写真:マイクロビッカース硬度計「HMV-G31」
島津製作所は、データの信頼性を向上させる新機能を搭載し、ビッカース硬さ試験に関するISO規格に標準で対応可能な、拡張性に優れたマイクロビッカース硬度計「HMV-G30 / HMV-G31シリーズ」を4月25日に発売します。
マイクロビッカース硬度計は、微小な試験力でビッカース硬さを測定する装置です。圧子と呼ばれる正四角錐のダイヤモンドで試料に力を加え、表面にできたくぼみを計測することで、試料の硬さを算出できます。鉄鋼材料や金属素材、機械部品の検査、めっきや熱処理などの表面改質の評価のために国内外の幅広い業界で使用されていることから、近年は、データ管理機能の強化や操作性の向上、用途に合わせた各種機能の充実が必要とされています。
当社の「HMV-G30 / HMV-G31シリーズ」は、ビッカース硬さ試験に関するISO規格に従った低試験力での測定に標準で対応しました。データの信頼性を高める保護機能やレポート作成機能も標準搭載しています。また、ステージの位置を調整する電動マイクロメータがオプションで追加可能になり、業界トップクラスの500万画素カラーカメラ搭載モデルもシリーズに加えました。
新製品の特長
1. データの信頼性を高める保護機能を新搭載
試験実施者を自動的に記録し、再測定時にパスワード入力を必須にする新機能を標準搭載しました。不要なデータ編集を抑え、データの信頼性を高めます。
2. ISO規格に従った低試験力での測定に標準対応
ビッカース硬さ試験に関する規格であるISO6507-1およびISO6507-2に従った1gの低試験力での測定に標準で対応しています。従来シリーズにおいては、低試験力での測定はオプションでした。
3. 目的に合わせたシステム構築
業界トップクラスの500万画素カラーカメラ搭載モデルをシリーズに追加したことに加え、ステージの位置を電動で調整するマイクロメータをオプションで導入可能です。用途や使用者に合わせたシステムを構築できます。