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2019年4月3日 | プレスリリース 顧客ニーズに合わせたシステムを構築、オプションを拡充
X線一般撮影システム「RADspeed Pro style edition」を発売

写真:X線一般撮影装置システム「RADspeed Pro style edition」

写真:X線一般撮影装置システム「RADspeed Pro style edition」

 

島津製作所は、充実したオプションの活用と柔軟なシステム構築が可能なX線一般撮影システム「RADspeed Pro style edition」を4月5日に発売します。

X線一般撮影システムは、頭部、胸部、腹部、四肢など、多様な部位における画像診断検査の第一選択として外来診療や救急病棟などで幅広く活用されています。当社は、大規模病院からクリニックまで、国内外の多くの医療施設に同システムの納入実績を有しています。

新製品「RADspeed Pro style edition」は、従来の基本性能をベースに、使いやすさを追求したオプションを拡充した製品です。撮影部位に合わせてX線管保持部が上下方向に自動追従する上下連動機能で簡単に位置合わせができます。また、天井周辺のケーブルをレールと一体化するケーブルガイドによってX線管保持部の移動がスムーズになります。さらに、トレイ内のFPD(フラットパネルディテクタ)を回転させることで撮影サイズの変更を可能にするなど、多彩な機能をスタイリッシュなデザインにまとめています。

当社は、お客様のニーズに合ったDR(デジタルラジオグラフィ―)システムを当社のX線撮影装置に組み合わせて提供する「DR NEUTRAL(ディーアール ニュートラル) 2.0」というコンセプトを推進しています。自動長尺撮影や装置側への患者情報表示など、他社製DRシステムとの深い連携も可能です。

なお、当社は、4月12日から14日にパシフィコ横浜で開催される「2019国際医用画像総合展(ITEM 2019)」に、X線一般撮影システムをはじめとする様々な画像診断機器を出展します。

新製品の特長

1. 撮影スタンドや撮影テーブルに合わせてX線管保持部が自動連動

従来は天井走行式の高機能タイプのみが対応していたX線管保持部の上下連動機能が導入可能になりました。撮影スタンドや撮影テーブルの高さを調整すると、X線管保持部が自動的に追従し、ポジショニングの効率がさらに向上します。

2. 新オプションのケーブルガイド

天井レール部のケーブルは、X線管保持部の自由な移動の妨げになります。新オプションであるケーブルガイドは、ガイド内にケーブルを収納して天井レールと一体化させることで移動性を向上させると同時に、スタイリッシュな外観と整然とした検査環境を実現します。

3. FPDをセットするトレイの充実

FPDを撮影スタンドや撮影テーブルにセットする際に必要なトレイが充実しました。14インチ×17インチのFPD向けに、FPDを取り出さずに回転によって縦置き横置きの切り替えが可能なトレイがラインナップに加わったほか、17インチ×17インチの大視野FPD専用トレイも選択可能になり、用途に合わせた選択の幅が広がりました。

名  称 X線一般撮影装置システム「RADspeed Pro style edition(ラドスピード プロ スタイル エディション)」
価  格 1,200万円~(税別、システム構成により異なる)
【製造販売認証番号】(医療用)
221ABBZX00210000 据置型デジタル式汎用X線診断装置 [診断用X線装置 RADspeed Pro]
据置型アナログ式汎用X線診断装置
据置型デジタル式汎用X線透視診断装置
電子管出力読取式デジタルラジオグラフ
X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ