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2019年2月27日 | プレスリリース JIS規格への対応と使いやすさを両立
石油化学業界向けに「PONA分析システム」を発売

写真:「PONA分析システム」(左)、「PONAsolution Version 5.00」画面イメージ(右)

写真:「PONA分析システム」(左)、「PONAsolution Version 5.00」画面イメージ(右)

 

島津製作所は、炭化水素の混合物をパラフィン(Paraffin)、オレフィン(Olefin)、ナフテン(Naphthene)、芳香族(Aromatic)に分離・定量する「PONA分析システム」を発売いたします。本システムは、ハイエンドガスクロマトグラフ「Nexis GC-2030」と専用ソフトウェア「PONAsolution Version 5.00」(新発売)が連携して、石油化学業界の材料分析特有の同定・計算処理、規格対応レポートの作成、同定IDテーブルの管理などを行います。「PONAsolution Version 5.00」は、日本工業規格(JIS)に対応しており、使いやすさにこだわったインターフェイスを備えています。

PONA分析は、石油製品の一次原料であるナフサやガソリンなど炭化水素の混合物をパラフィン、オレフィン、ナフテン、芳香族に分離・定量する手法です。石油製品の評価や工程管理に欠かせません。国内ではJISで定められている緻密な調整・計算が求められます。専用ソフトウェア「PONAsolution Version 5.00」と「Nexis GC-2030」から成る「PONA分析システム」は、据付調整から分析・解析・レポート作成までの全工程で「JIS K 2536-2」に完全対応しています。

JIS K 2536-2(石油製品−成分試験方法 第2部:ガスクロマトグラフによる全成分の求め方)

新製品の特長

1. JISに完全対応

JISの規制成分に対応した標準レポートを用意しています。表計算ソフトは不要で、転記ミスの防止、計算速度の向上を実現しました。試料密度や未同定成分の計算など規格に対応した機能も搭載しています。

2. 作業効率が飛躍的に向上

これまでのPONA分析には、数百のピークを持つクロマトグラムおよび同定IDテーブルを何度も見比べる同定作業が発生していました。本システムは、画面構成がカスタマイズ可能であり、クロマトグラムを確認しながらの同定作業に役立つ新機能も複数搭載しているため、ユーザーを作業ストレスから解放します。

クロマトグラフで得られるグラフ状の測定データ
名  称 PONA分析システム(「Nexis GC-2030」、PC、据付調整込み)
価  格 950万円~(税別)
ソフトウェア「PONAsolution Version 5.00」のみは168万円(税別)

 

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