ニュース

報道関係の皆様からのお問い合わせはこちら

掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

2022年3月2日 | プレスリリース 東京大学藤田誠卓越教授、日本電子、リガクとともに
新研究施設「FS CREATION」に参画

島津製作所は、「三井リンクラボ柏の葉1」内に開設されたライフサイエンス分野のオープンイノベーション施設「FS CREATION」に入居いたしました。同施設には東京大学の藤田誠卓越教授の研究室、佐藤宗太特任教授の東大社会連携講座(統合分子構造解析講座)、分子科学研究所・特別研究部門(藤田グループ)、さらに日本電子株式会社、株式会社リガクおよび当社が入居しています。これにより「FS CREATION」は、「結晶スポンジ技術」を用いてワンストップで分子構造解析を行うことができる、世界唯一の「統合分子構造解析拠点」となります。

当社は2020年11月より東大社会連携講座(統合分子構造解析講座)に加わり、最先端の分子構造解析法「結晶スポンジ技術」の社会実装に向けた研究開発に協力してきました。分子構造解析に欠かせない核磁気共鳴装置(NMR)、X線回折装置(XRD)、質量分析計(MS)のうち、島津製作所は液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-9030」を「FS CREATION」に設置いたします。また、同施設に技術者を派遣することで、施設利用者の測定・解析依頼にスムーズに対応いたします。

  • ※低分子からタンパク質までを対象に、分子構造解析の統合的な技術開発を目的に東京大学工学系研究科に2010年11月に設置された社会連携講座。現在、装置・分析・製薬・食品・香料・農薬・材料等、化学関連の民間企業19社の出資により、活動をしています。

藤⽥誠卓越教授 プロフィール

藤田誠卓越教授は、分子の自己組織化により様々な研究に業績を残し、近年には分子構造解析の100年問題を解決したと言われる「結晶スポンジ法」を開発しました。2018年にはノーベル賞の前哨戦とも言われるウルフ賞の化学部門賞を受賞し、東京大学では3人目の「東京大学 卓越教授」に就任されています。

 

詳細は三井不動産プレスリリース をご確認ください。