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2021年6月24日 | プレスリリース 国内の主要事業所で、再エネ電力に切り替え
RE100で宣言した使用電力の再エネ化を促進

京都市内にある本社・三条工場

京都市内にある本社・三条工場

島津製作所は、2021年7月から、国内の島津グループの事業所(電力を直接契約している工場や研究所など)で使用する電力を、トラッキング付非化石証書を活用した実質再生可能エネルギー由来100%の電力(以下、再エネ電力)に切り替えます。
気候変動問題は世界全体の課題であり、脱炭素に向けた声明の発表や取り組みへの動きが各国で加速しています。当社は、2021年3月にRE100に加盟し、2050年までに当社グループで使用する電力を全て再エネ電力にすることを宣言しました。中間目標を、2030年度85%、2040年度90%に設定しています。今後、海外拠点や国内の事業所(電力を直接契約していない拠点)についても、電力の再エネ化を進めていきます。

当社グループでは、太陽光発電設備による自家消費を行う他、欧州など一部の拠点では既に再エネ電力を利用してきました。今回、国内の再エネ電力の供給環境が整ってきたことから、従来からの電力会社と再エネ電力供給に関して契約し直した他、新規に2社と契約しました。
三条工場の一部と瀬田事業所などが契約したエバーグリーン・マーケティングからは、イーレックスグループが所有するバイオマスを燃料とした土佐発電所(発電出力20MW)の電力を主に供給いただきます。
けいはんな(京都府相楽郡精華町)にある当社の研究拠点の基盤技術研究所は大阪ガス(販売代理店:Daigasエナジー)の「D-Green Premium」を第1号で契約しました。これは、固定価格買取制度(FIT制度)を利用せず、新たに設置された再生可能エネルギー電源から電力供給を受けるもので、新たな再エネ設備に対する投資を促す効果があります。

脱炭素社会の実現には、エネルギー事業者や素材メーカーなどとの新たな技術開発、イノベーションも必要だと考えています。今回契約した電力会社などとの協業も検討し、得られた成果の社会実装を目指します。

  • *トラッキング付非化石証書
    太陽光、風力などの再生可能エネルギー電源を用いて発電された電気であることを、発電設備の情報と共に証明するもの

 

国際環境イニシアティブ『RE100』に加盟について