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2020年9月2日 | プレスリリース 京都産業大学と新型コロナウイルス感染症に関する包括的連携協力
~同大学内にPCR 検査センター設置~

株式会社島津製作所は、9月1日に京都産業大学と新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への取り組みとして、包括的連携協力に関する協定を締結しました。

左から京都市 門川市長、弊社上田社長、京都産業大学 大城学長、京都府 西脇知事
左から京都市 門川市長、弊社上田社長、京都産業大学 大城学長、京都府 西脇知事

本協定に基づき、京都産業大学は、島津製作所の支援の下、新型コロナウイルスの無症状感染者による感染拡大防止と、学生・教職員の安全な構内活動の両立のために「京都産業大学PCR検査センター」を同学保健管理センター診療所の附属機関として設置します。両者は感染拡大防止等に貢献する教育・研究面での連携にも取り組みます。

「京都産業大学PCR検査センター」には検査室(バイオセーフティレベルⅡ+)を新設し、リアルタイムPCR装置や遠心分離機など必要機材を導入します。PCR検査では島津製作所の「新型コロナウイルス検出試薬キット」(※)が用いられます。学内診療所の医師と検査技師により、検体の採取からPCR検査による陽性/陰性の判定まで学内で一貫して実施できる検査施設となり、当面は学生・教職員を対象に1日当たり40人程度の検査を見込んでいます。まずは寮生や高齢家族との同居者などを優先検査対象とする予定です。

また本PCR検査センターは学内施設として開設しますが、京都府、京都市とも連携し、行政の依頼に基づき検査協力を行う臨時衛生検査所としての整備も視野に入れています。

包括協定のイメージ図

包括協定のイメージ図

※新型コロナウイルス検出試薬キットについて

名   称   2019新型コロナウイルス検出試薬キット(研究用試薬)
特   長  
  • 当社独自技術によりRNA抽出不要
  • 煩雑な手作業を省き、検査時間を半分に
  • 偽陰性防止のため、内部標準(IC)を反応液に含む
  • 鼻咽頭拭い液および唾液検体で公的医療保険の適用対象
従来法との比較    

従来法との比較