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2019年11月25日 | プレスリリース 慶應義塾大学理工学部中央試験所にサテライト拠点
「SHIMADZU 計測オープンラボ」を設立

XDimensus 300

島津製作所は、11月22日に慶應義塾大学理工学部中央試験所に「SHIMADZU 計測オープンラボ」を開所いたしました。計測用X線CTシステム「XDimensus 300」を同センターに設置して、アプリケーション開発や保守管理に従事する担当者1名を常駐させます。同装置は最大許容指示誤差±3.8~9.8μm(測定寸法による)という国内最高水準の精度を誇る旗艦機種です。電子部品や自動車などの図面の検証から樹脂成形品やアルミ加工品の検査まで様々な作業の効率・品質の向上に貢献してきました。

中央試験所は産学官連携拠点の一つでもあるため、慶應義塾大学の研究者・大学生・大学院生のみならず近隣の製造業の研究者・技術者にも幅広く「XDimensus 300」をお使いいただけます。慶應義塾大学理工学部中央試験所への企業の入居は8例目となります。当社は「SHIMADZU計測オープンラボ」でのオープンイノベーションを通じて、革新的な製品・サービス創出を目指していきます。

慶應義塾大学理工学部 中央試験所所長 岡浩太郎 コメント

この度は慶應義塾大学中央試験所内に念願であった計測用X線CTシステム「XDimensus 300」を株式会社島津製作所様に設置いただきますこと、大変感謝申し上げます。最新鋭の本装置の導入は、学内研究者の主導する材料研究を精緻・加速化するのみならず、学外、産業界に広く門を開いた技術の核となります。中央試験所で進めております、地域に根ざした研究開発をより一層推進するものと期待しています。

島津製作所 分析計測事業部 NDIビジネスユニット長 夏原正仁 コメント

計測CT(コンピュータ断層撮影)は、進化の一途を歩んでいる最新技術です。X線透視による短時間での対象物内部の三次元構造の形状計測が特徴です。創業以来、弊社が求め続けてきた「見えないもの・見えない現象の可視化」を実現する技術といえます。今後は「SHIMADZU 計測オープンラボ」で「XDimensus 300」をお使いいただく研究者・技術者の皆様と連携することで、さらなる技術・製品の進化につなげてまいります。

 

「慶應義塾大学理工学部 中央試験所」概要

設立 1960年
住所 神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1
特色 豊富な分析装置、研究施設を保有
開設理念 学内のみならず学外、産業界に広く門戸を開いた技術の核となることを理念とする。
名  称 計測用X線CTシステム「XDimensus300」
価  格 1億2000万円(ソフトウェア込み、税別)

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