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2020年5月20日 | プレスリリース 2020-2022年度 新中期経営計画
世界のパートナーと社会課題の解決に取り組む企業へ
社会課題解決のための仕組み作りを加速

株式会社島津製作所(本社:京都市、社長:上田輝久)は、2020年4月から新たな中期経営計画をスタートさせました。世界のパートナーと積極的に協業し社会課題解決のための仕組み作りを進めることで持続的な事業成長を目指してまいります。

新中期経営計画(2020年4月‐2023年3月)の概要

2020年4月から2023年3月までの新中期経営計画では、連結売上高4000億円以上・営業利益460億円以上(営業利益率11.5%以上)を目標とします。

基本コンセプト

当社は社是『科学技術で社会に貢献する』のもと、経営理念『「人と地球の健康」への願いを実現する』に向け、 『人の健康』『安心・安全な社会』『産業の発展』の領域でグローバルに事業を展開してきました。新中期経営計画では、これらの事業領域において、更なる事業拡大と企業価値向上を実現するべく、“世界のパートナーと社会課題の解決に取り組む企業へ -社会課題解決のための仕組み作り-” を掲げました。世界規模での課題である新型コロナウイルス感染症対策の取り組みを最優先課題とし、以下の4つの成長戦略を通じて、戦略パートナー・事業パートナーと共に当社の製品やサービスが社会課題解決に役立つ仕組みを構築することを目指します。

最優先課題

  • 感染症対策プロジェクトの立ち上げ
  • ウイルスや細菌等病原体の分析に関するソリューション提供に注力
  • 大学病院、医療機関との共同研究を強化、感染症対策に貢献する研究開発を加速

4つの成長戦略

1.重点事業の強化

  • 液体クロマトグラフと質量分析システムを中心に重点業種の製品ラインナップ拡充とシェア拡大
  • 世界各地のイノベーションセンターを強化・活用し、顧客・市場ニーズ対応を速め、データ活用やロボットによる自動化を組み合わせたソリューション創出を推進

2.海外事業の強化

  • 海外重要拠点の機能を強化し、米国・中国の製薬・ヘルスケアを中心に拡大を推進
  • 世界各地域の有力パートナーとの連携を強化、社会課題解決に向けたソリューションを、グローバルに提供

3.リカーリング事業の拡大

  • 課金方式などの新たな販売形態も取り入れ業績基盤の構築を図る
  • 消耗品ラインナップ、サービスパッケージなど、より多様なソリューションを提供

4.成長分野での事業拡大

  • アドバンスト・ヘルスケア:認知症検査、がん治療などの分野で事業化を加速
  • マテリアル、インフラ、環境・エネルギー:既存シーズに新技術を組合わせ事業化
  • 「スタートアップ・インキュベーションセンター」を立ち上げ、4成長分野の事業化を加速

経営目標(2023年3月期)

【グループ全体】
連結売上高4000億円以上、営業利益460億円以上(営業利益率11.5%以上)