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2021年4月8日 | プレスリリース
企業・大学・社会福祉施設などでの新型コロナウイルス検査拡充に貢献
社内診療所でPCR検査体制を整備
島津製作所は、社内診療所でグループ従業員(無症状者)を対象にした新型コロナウイルスのPCR検査を開始しました。当社製の「遺伝子解析装置 AutoAmp」(一般医療機器、クラスⅠ)や「Ampdirect2019-nCoV検出キット」(体外診断用医薬品)※を用いて、医師・看護師などによる検査を可能にして、最短で検査当日に診断結果を報告できる体制を整備しました。当社は、社内診療所での運用から得た知見を製品の改良に活かすととともに、診療所を付設された企業・大学・社会福祉施設(高齢者施設、特別養護老人ホームなど)に関連情報を提供してまいります。
島津製作所は関連装置や試薬の販売に加えて「京都産業大学PCR検査センター」の開設協力など国内の検査体制拡充を支援してきました。グループ会社の島津テクノリサーチは、京都市の臨時衛生検査所として登録されており、自治体や近隣クリニックからの検体を調べるPCR検査事業に取り組んでいます。同社は今年2月から下水処理場の下水に含まれる新型コロナウイルスのPCR検査の受託事業も開始しました。今後も島津グループが一丸となって感染拡大防止に貢献していきます。
※島津製作所は昨年から、PCR検査の煩雑な前処理工程を省ける「新型コロナウイルス検出試薬キット」(研究用試薬)、「Ampdirect2019-nCoV検出キット」(体外診断用医薬品)、「新型コロナウイルス拭取り検査試薬キット」(研究用試薬)、クリニック向けにPCR検査を全自動で行う「遺伝子解析装置 AutoAmp」を製造・販売しています。
左(社内診療所の検体採取ブース)、右(「遺伝子解析装置 AutoAmp」を操作する看護師