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2020年5月29日 | お知らせ 新型コロナウイルス感染症対応をはじめ、先進医療をサポート
- トルコ最大級の新設病院で、医用画像診断装置が稼働 -

開業したバシャクシェヒル・チャム・サクラ都市病院に並ぶ島津の回診用X線撮影装置

開業したバシャクシェヒル・チャム・サクラ都市病院に並ぶ島津の回診用X線撮影装置

島津製作所は、トルコ共和国イスタンブール市に新設された『バシャクシェヒル・チャム・サクラ都市病院』に、感染症対応でも使用される回診用デジタルX線撮影装置(10台)の他、心血管などの低侵襲カテーテル治療に使用する血管撮影システム、手術時に使用する外科用X線TVシステムなど、各種医用画像診断装置合わせて55台を納入しました。

同病院は、病床数2,682床の同国最大級の大型総合病院で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月20日に一部を先行開業し、5月21日に予定より早い全面開業を迎えました。

稼働を開始した回診用デジタルX線撮影装置は、国内外の医療機関で、新型コロナウイルス感染症の肺炎診断のために胸部X線撮影にも使用されている機器です。本装置は、検査が必要な患者のベッドサイドまで装置を移動させて、その場でX線撮影から画像確認まで行えます。隔離された病室やICU(集中治療室)、救急対応などで、患者の容体の把握、人工呼吸器装着の必要性の判断などを迅速に支援します。こうした利便性の高さなどから、本装置は2005年のシリーズ発売以来約5000台が世界各地の医療機関に導入されてきました。

今後も当社は、新型コロナウイルス感染症の対応をはじめ先進医療を支援するために、長年培った技術とサポート体制により、世界各地の医療現場へ最適なソリューションを提供していきます。

回診用デジタルX線撮影装置(左)と血管撮影システム(右)

回診用デジタルX線撮影装置(左)と血管撮影システム(右)

 

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