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2021年10月20日 | お知らせ 当社3製品が、2021年度グッドデザイン賞を受賞
遺伝子解析装置、走査型プローブ顕微鏡、TOF-PET装置

当社3製品が、2021年度グッドデザイン賞を受賞 遺伝子解析装置、走査型プローブ顕微鏡、TOF-PET装置

島津製作所の遺伝子解析装置 「AutoAmp」、走査型プローブ顕微鏡「SPM-Nanoa」、TOF-PET装置「BresTome」の3製品が、2021年度のグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
使いやすさと安全性を追求しながら生活シーンに調和するデザインに取り組んだことが高く評価されました。

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマを解決にデザインを活かすことを目的にし、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

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審査委員の評価

遺伝子解析装置「AutoAmp」

煩雑な前処理工程を含めPCR検査を自動化し、大規模病院以外でも導入しやすい検査機器である。人間工学的にアプローチされたシンプルな外観は、単体でも複数台が並んだ状態でも整然とした印象を与える。PCR検査件数の確保や拡大により、新型コロナウイルス感染拡大への対応、対策を可能にする、時代のニーズに的確に応えるデザインである点を評価した。

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走査型プローブ顕微鏡「SPM-Nanoa」

本製品は、原子間力顕微鏡の光軸調整、観察条件の設定、画像処理などが自動化され、経験のない使用者でも良質な結果を得られるだけでなく、機器の専門性を主張しないシンプルな外観は、使用に対する初心者や非専門家の心理的バリヤーを取り除ける可能性がある。原子間力顕微鏡による観察を新たなユーザや分野、対象に開放し、科学の深化や展開をもたらしうるデザインであることを評価した。

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TOF-PET装置「BresTome」

従来のPET装置に比べ解像度が2倍に向上したことに加え、乳房検査にも対応する世界で初めてのPET装置ということで注目に値する。頭部用や乳房専用など個別のPET装置は存在したが、一台にまとめられることで、コスト面もさることながら、狭い空間での設置が可能になり、医療従事者から喜びの声が聞こえてきそうだ。乳房の検査には痛みが伴うものが多い中、痛みを緩和する検査ツールが開発されたのは女性としても好感がもてる。

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