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2020年11月10日 | プレスリリース LC主力製品をさらに強化、在宅支援・リモートワークにも対応
一体型高速液体クロマトグラフ「Advanced i-Series」を発売

一体型高速液体クロマトグラフ「Advanced i-Series」(写真は「LC-2050」)

一体型高速液体クロマトグラフ「Advanced i-Series」(写真は「LC-2050」)

島津製作所は、11月10日に一体型高速液体クロマトグラフ「Advanced i-Series」(アドバンスド アイシリーズ)の2機種を国内外で発売します。世界中の製薬業界を中心に実績ある主力製品「i-Series」の高い基本性能はそのままに、耐圧性能の向上と在宅勤務・リモートワークの支援機能を強化しました。さらにシステムやソフトウェアが、熟練者並みに安定したデータ取得を可能にします。在宅勤務でも「分析検体数を減らしたくない」「速やかに結果を再解析したい」といったニーズに対応しました。

「i-Series」(アイシリーズ)は、2014年の発売以来、累計2万台を売り上げる一体型高速液体クロマトグラフ(LC)です。高い基本性能、分析の高速化、作業者の負担を軽減するユーザビリティを卓上型のコンパクトなサイズで実現し、世界中の製薬企業を中心に化学、食品、環境など幅広い業界での品質管理や研究開発、規格試験に採用いただいています。このたび発売する一体型高速液体クロマトグラフ「Advanced i-Series」は、従来機種から耐圧上限を向上させるとともに、在宅勤務・リモートワークの支援機能を追加し、用途や使用者環境の自由度をさらに広げました。

注:在宅勤務・リモートワーク支援機能:1.電源ONから分析準備までを自動化 2.スマートデバイスなどを通じた遠隔からの分析状況確認機能 3.セキュアな環境下で遠隔からのデータ解析

新製品の特長

1. 遠隔操作・監視機能がラボ滞在時間を6割減

装置起動から分析完了までの工程を遠隔から操作できるため、一般的なルーチン分析の場合、出社(ラボでの業務)を週5日から週2日に削減するなど、作業者のラボ滞在時間を最小限にできます。

2. 分析データの高い信頼性を確保

起動から分析完了まで支援する自動化機能や、連続分析中の移動相の枯渇を防止する残量モニターなど熟練者の操作ノウハウを取り込み、安定したデータ採取を実現します。また、当社独自の解析機能により、作業者の習熟度に依存しないデータ解析が可能です。

3. 誰でも簡単に分析可能

抗菌処理済みのタッチパネルを搭載し、直感的な操作で装置や分析の状況をリアルタイムで確認できます。温度変化の影響を受けにくい安定したベースラインなどの優れた装置性能により、常に最高のパフォーマンスを実現します。

名称 一体型高速液体クロマトグラフ「Advanced i-Series」
耐圧および販売価格 「LC-2050」 上限耐圧50MPa 450万円~(税込み)
「LC-2060」 上限耐圧70MPa 547万円~(税込み)
販売予定台数 発売後1年間で5000台(国内外、2機種合計)

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