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2020年10月1日 | プレスリリース 検体前処理装置「CLAM-2030 CL」を発売
クラスI医療機器届出済み、臨床現場をサポート

検体前処理装置「CLAM-2030 CL」

検体前処理装置「CLAM-2030 CL」

 

LCMSとのシステム

LCMSとのシステム

島津製作所は、10月1日に検体前処理装置「CLAM-2030 CL」を発売いたします。本製品は、血液や尿など生体試料の前処理からLCMS(液体クロマトグラフ質量分析計)による測定までを自動化します。LCMSによる血液測定の前処理工程での手作業(試薬の添加、撹拌、除タンパクの添加など)を省けるため、夜間・休日における緊急検査や自動分析が可能になります。

近年、臨床研究の現場では、高感度分析および高速処理が可能なLCMSの登場に伴い、血液中の薬物濃度のモニタリングやバイオマーカーの探索、代謝の評価が普及してきました。一方、血液分析には前処理が欠かせず、病原体を含んだ感染性試料の処理も必要であるため、大量のサンプル測定には時間や手間がかかっていました。当社は、こうした業務負担を軽減するため2015年から全自動LCMS前処理装置を販売しています。

このたび発売する検体前処理装置「CLAM-2030 CL」は全自動LCMS前処理装置「CLAM-2030(研究用)」(2018年12月発売)をベースにした装置で、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(略称:薬機法)に対応しています。本製品は、薬機法におけるクラスI医療機器として、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)への届出済みです。

検体前処理装置「CLAM-2030 CL」は、臨床検査現場の要求に応えて「データ取得の安定化」「ランニングコストの低減」「業務効率の向上」を実現しています。既にクラスI医療機器として登録されている高速液体クロマトグラフィ分析装置Nexera LC-MS/MSシステムと接続して使用します。

製造販売届出番号(医療用)

26B1X00003900003 検体前処理装置 [検体前処理装置 CLAM-2030 CL ]

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