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2020年6月1日 | プレスリリース 高速高感度分析時の頑健性と操作性を追求
高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060NX」を発売

高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060NX」

高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060NX」

島津製作所は、6月1日に高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060NX」を国内外で発売します。世界最高クラスの感度、測定速度を実現しながら、操作性、耐久性をさらに向上させたトリプル四重極質量分析計の最上位機種となります。

近年の働き方改革やコスト削減ニーズの高まりを受け、質量分析計には高感度に加えて頑健性や操作性が求められています。本製品は準備から解析までの工程全体を効率化します。当社は本製品を通じて、創薬の期間短縮やコスト削減が求められる製薬分野や、複雑な生体試料を取り扱う臨床分野、残留農薬を調べる食品分野などでの業務効率を高めます。

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新製品の特長

1. 世界最高クラスの感度と測定速度

世界最高クラスの感度、測定速度を実現し、内部機構の改良により試料のイオン化を促進しました。イオン化しにくい化合物の高感度分析を可能にします。

2. ダウンタイムを最小化する頑健性

新たに導入した「IonFocusユニット」はイオンを効率よく内部に導入し、不要な成分を除去することで装置の汚染を低減し、検出感度や検出精度の低下を防ぎます。また頑健性を向上させたイオン収束部品を採用することで安定した分析が可能です。これらにより高感度分析とダウンタイム低減を両立します。

3. 分析業務全体を効率化する操作性

細かな調整無く高感度分析が可能な新イオン化ユニットによるメソッド開発の効率化や、当社Nexera LCシステムとの組み合わせによる分析装置の自動スタートアップ・シャットダウン機能など、「Analytical Intelligence」機能を備えたシステムが、分析準備から解析までワークフロー全体を効率化し、分析のスループットを最大化します。

※ 当社が提案する分析機器の新しい概念。システムやソフトウェアが、技術者と同じように操作して、状態・結果の良否を自動で判断し、ユーザーへのフィードバックやトラブルの解決を行います

名  称 トリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060NX」
本体価格 4500万円~(税別)
販売計画 200台(2020年度、国内外)

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