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2022年4月15日 | プレスリリース 島津グループ 新たなCO2排出量削減目標を設定
事業活動からのCO2排出量 2050年実質ゼロへ

島津製作所は、2018年に定めたグループの事業活動におけるCO2排出量の削減目標を改定し、2050年には実質ゼロとする新目標を設定しました。中間目標は、2017年度比で2030年度に85%、2040年度に90%以上とし、グループのスコープ3の74%を占める、お客様先での当社製品使用時のCO2排出量についても2020年度比で30%以上削減する目標としました。

新しい目標は以下の通りです。

  • 2050年に、当社グループの事業活動で排出するCO2排出量を実質ゼロとする。
  • 中間目標として、当社グループの事業活動で排出するCO2排出量を、2017年度比で2030年度85%以上、2040年度90%以上削減する。
  • 当社グループが販売した製品の使用時におけるCO2排出量を、2020年度比で2030年度30%以上削減する。

 

世界的にカーボンニュートラルに向けた動きが加速しています。当社グループも、2021年3月に「RE100」に加盟し、国内の主要拠点については、再生可能エネルギー由来の電力(以下、再エネ電力)に100%変更しました。これにより、グループ全体では電力使用量ベースで85%の電力を再エネ電力にしたことから、当社グループの事業活動におけるCO2排出量を大きく削減できる目途が立ちました。そこで、更に気候変動問題に対する取り組みを強化するため、より高い目標へと変更したものです。

当社グループでは、これまでと同様に、徹底した省エネに加え、太陽光発電設備の設置と再エネ電力を活用することで削減を図ります。当社製品の省エネ化についても、従来からの取り組みに加え、新たに得られた知見やノウハウを全社的に活かすなど、意欲的な省エネ目標を設定して、お客様先でのCO2排出量の削減に寄与してまいります。

なお、SBT(Science Based Targets)の事務局であるSBTiには、新規目標について承認を申請しています。

 

  • *スコープ3とは、事業者の活動に関連する他社でのCO2排出量。事業者が直接排出しているCO2についてはスコープ1、スコープ2で分類し、3構成でサプライチェーンでの排出量を把握する。