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2026年1月5日 | お知らせ ストロンチウム光格子時計「Aetherclock OC020」が
2025年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞を受賞

島津製作所のストロンチウム光格子時計「Aetherclock OC020」が、2025年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞(生産財部門)を受賞しました。「日経優秀製品・サービス賞」は、優れた新製品・新サービスを表彰するもので、日本経済新聞社が候補を独自に選定し、本審査委員会で受賞製品・サービスを決定します。審査では「技術開発性」「価格対効果性」「業績寄与度」「成長性」「独自性」「産業・社会へのインパクト」を総合的に評価しています。最優秀賞に15点、グローバル部門賞に4点、トレンド部門賞に8点、スタートアップ部門賞に4点、ファイナンス部門賞に2点、Nikkei Asia部門賞に2点、審査委員特別賞に1点が選ばれました。当社では2002年に質量分析装置「AXIMA-QIT」が最優秀賞、2021年に遺伝子解析装置「AutoAmp」が日経産業新聞賞を受賞しています。

ストロンチウム光格子時計「Aetherclock OC020」

ストロンチウム光格子時計「Aetherclock OC020」

「Aetherclock OC020」は、原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現します。18桁精度は100億年に1秒の誤差に相当し、光格子時計は次世代の「秒」の定義の候補として注目されています。本製品は光格子時計としては小型の装置体積250ℓで世界初の商用機となります。小型化で移設が容易になったことにより、超高精度な周波数標準としての応用が期待できます。例えば、各国標準時の高精度比較、一般相対性理論を利用した標高差計測・測位システム、基地局間の超高精度同期による次世代通信網の高速・堅牢化など、光格子時計は将来の社会基盤となる可能性を秘めています。
なお、ストロンチウム光格子時計「Aetherclock OC020」は、2025年6月に国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から第一号機を受注しました(NICT落札者公示)。

 

関連情報
2025年3月5日 | プレスリリース
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日経優秀製品・サービス賞2025