2026年4月20日 | お知らせ
乳酸菌の生存状態で腸内での働きが変わることを確認
東北大、伊藤園との共同研究成果が国際科学誌「iScience」に掲載
東北大学大学院農学研究科および株式会社伊藤園、島津製作所などの研究グループは、当社が開発した腸内細菌共培養デバイスを用いて、ブタの小腸上皮細胞と乳酸菌(ラクチプランチバチルス プランタルム(JCM1149T株))の生菌あるいは不活性菌を培養(共培養)し、細菌の生死の違いにより腸管上皮細胞の代謝や免疫の反応が変わることを突き止めました。今後、本研究で得られた知見の汎用性を検証するため、市販されている乳酸菌株を対象に、生菌および不活性菌の機能の比較などを進める予定です。作用の違いをさらに解明することで、代謝改善や免疫機能調節などの目的に応じた食品や機能性素材への活用につながることが期待されます。当社の腸内細菌共培養デバイスが微生物と生体細胞の相互作用を解析する新しい研究プラットフォームとして、プロバイオティクス研究や食品機能研究の発展に貢献すると考えられます。本成果は、2026年3月31日にアメリカの出版社Cell Pressが発行する国際科学誌「iScience」にオンライン掲載されました。
論文情報
| タイトル | : | Live and heat-treated Lactiplantibacillus plantarum induce distinct metabolic and immune responses in intestinal epithelial cells |
| 著者 | : | 松本夏歩(東北大)、髙田悠太(東北大)、今村圭哉(東北大), 吉田飛菜(東北大)、園村和弘(島津)、高橋実花子(島津)、盛一伸子(慶應大)、信藤知子(慶應大)、山本純也(伊藤園)、レオナルドアルバラシン(東北大)、大坪和香子(東北大)、堀雅敏(東北大)、フリオビジェナ(東北大)、生井楓(東北大)、辻川勇治(伊藤園)、橋本豊之(島津)、西山啓太(東北大)、北澤春樹(東北大) |
| 掲載誌 | : | iScience |
| DOI | : | 10.1016/j.isci.2026.115516 |
| URL | : | https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(26)00891-6 |
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