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2026年6月16日 | プレスリリース 分析計測機器のリファービッシュ事業の実証を京都府立大学と開始
サーキュラーエコノミーの実装加速

京都府公立大学法人京都府立大学と株式会社島津製作所は「持続可能な社会の実現」と「研究環境の強化」を両立する取り組みとして、分析計測機器のリファービッシュ(製造元による修理・整備を経た再生品)事業の実証試験を開始しました。使用歴のある高速液体クロマトグラフ(LC)を当社で修理・整備し、リファービッシュ品として同大学森林資源循環学研究室(宮藤久士教授)へ貸与し、大学で取得データの有効性、装置の耐久性、使用感および使用状況(使用回数・使用時間)などを評価・収集します。島津製作所は得られたフィードバックをもとに、ユーザーが求める性能やリファービッシュ品の実用性や循環型ビジネスモデルを検証します。

京都府立大学は、実証試験を通じて、リファービッシュ機器の導入による研究環境の強化、研究コストの低減、学生への教育効果等を確認するとともに、2025年に設置した「京都府立大学ゼロカーボンキャンパス推進センター」の具体的アクションの一つとして、リファービッシュ機器導入による温室効果ガス排出削減効果を検証していきます。

島津製作所は2026年4月に新中期経営計画を開始し、「脱炭素社会の実現」「サーキュラーエコノミーの実装」「ネイチャーポジティブの実現」を軸に、環境への配慮と企業価値向上を目指しています。リファービッシュ事業の実証を皮切りに、製品の長寿命化やサステナブル素材の製品採用など、循環型経済に貢献してまいります。

京都府立大学に設置した高速液体クロマトグラフ

京都府立大学に設置した高速液体クロマトグラフ

京都府立大学と島津製作所の連携の取り組み

両者は、京都府の森林を府民・企業・行政が守り育てる「京都モデルフォレスト運動」において、南丹市の「島津製作所の森」で、植生調査、航空レーザ測量やドローンで撮影した動画などを用いた森林整備計画の策定、森林の新たな管理手法の開発を進めています。また、森林資源循環学研究室(宮藤久士教授)は、木材由来セルロースから5‑HMF(5‑ヒドロキシメチルフルフラール)を高効率に生成・回収する反応・分離技術を確立し、5-HMFからのPEF(ポリエチレンフラノエート)の合成も展望しています。PEFはPET(ポリエチレンテレフタレート)やペットボトル用途を想定した代替材料として位置づけられ、木や植物を石油の代わりに使い、化学品や材料へ無駄なく作り替えて循環利用できるため、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する素材として期待されています。京都府立大学は木質バイオマスを対象に、島津製作所から貸与するリファービッシュ機器を研究・教育に利用して、化石資源代替となるバイオ燃料・有用化学品の創出を目指した化学変換技術の研究を進めます。

関連資料

京都府立大学「ゼロカーボンキャンパス推進センター」について

京都府立大学では、京都議定書誕生の地・京都の「知の拠点」として、カーボンニュートラルの実現に向け、「ゼロカーボンキャンパス推進センター」で、省エネに係る行動変容の研究や、森林の吸収原対策・炭素固定に関する研究、この度の実証事業などの温暖化防止につながるアクションに率先的に取り組んでいます。

島津製作所の「環境経営」について
https://www.shimadzu.co.jp/sustainability/approach/environmental/management.html

お問い合わせ先

京都府立大学 企画・地域連携課
E-mail:kikaku@kpu.ac.jp

島津製作所 コーポレート・コミュニケーション部 広報グループ
E-mail:pr@group.shimadzu.co.jp