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2026年8月25日 | プレスリリース
CVCファンドを通じて「光量子コンピュータ」開発のOptQCに出資
創薬や材料開発など次世代研究開発基盤の高度化に期待
株式会社島津製作所は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Shimadzu Future Innovation Fund」(以下、Shimadzu FIF)を通じて、OptQC株式会社(東京都豊島区、以下、OptQC:オプトキューシー)に出資しました。同社は「光量子コンピュータ」を開発する東京大学発のスタートアップ企業です。当社は長年、分光光度計をはじめとする分析計測機器やレーザー光源の開発を手掛けてきました。2025年3月には世界で初めてストロンチウム光格子時計「Aetherclock OC020」を発売するなど、光関連技術の知見を培っています。本件は、量子技術分野への当社初の出資となります。
量子コンピュータは、量子力学の原理を利用した次世代の情報処理技術です。スーパーコンピュータでも膨大な時間を要する複雑な計算を高速で実行でき、創薬や新材料開発、半導体などでの活用が期待されています。量子コンピュータには超伝導方式やイオントラップ方式、光方式などの様々な方式がありますが、現時点では標準的な技術は確立されておらず世界的に開発競争が激化しています。日本政府も「戦略17分野」の一つとして量子技術の振興を図っています。
OptQCは、東京大学大学院工学系研究科の古澤明教授らが確立した「光方式」の量子コンピュータである「光量子コンピュータ」を開発しています。特長は、計算に用いる「量子ビット」を増やしても装置が巨大化しない点です。また、極低温の冷却が必要な超伝導方式などとは異なり、光方式は常温・常圧で稼働するため、消費エネルギーを抑えられます。同社の「光量子コンピュータ」は2025年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトに採択され、2026年7月には産業技術総合研究所に初号機が設置されました。
OptQC株式会社の概要
| 代表者 | : | 代表取締役CEO 高瀬 寛 |
| 所在地 | : | 東京都豊島区西池袋3-28-13 IT tower TOKYO 15階 |
| 事業内容 | : | 光量子コンピュータの研究・開発・提供 |
| 設立 | : | 2024年9月 |
| URL | : | https://www.optqc.com/ |
Shimadzu FIFの概要
| 正式名称 | : | Shimadzu Future Innovation投資事業有限責任組合 |
| 設立 | : | 2023年4月 |
| 運用総額 | : | 50億円 |
| 運用期間 | : | 10年間 |
| 対象ステージ | : | シード・アーリーを中心に、成長フェーズにあるミドル以降にも対応 |
| 投資領域 | : | ヘルスケア、GX(グリーントランスフォーメーション)、マテリアル、インダストリー |
| 無限責任組合員 | : | グローバル・ブレイン株式会社 |
| 有限責任組合員 | : | 株式会社島津製作所 |
| URL | : | https://www.shimadzu.co.jp/research_and_development/cvc/index.html |


