2025年7月16日 | お知らせ
血管撮影システム向け音声認識機能をアップデート
定期契約サービスにより、最新ソフトでの検査や治療が可能
島津製作所は、血管撮影システム「Trinias series with SCORE Opera」向け音声認識機能「SMART Voice」のアップデートを行いました。本アップデートは、1年ごとの更新が可能なアプリケーションプラットフォーム「SCORE Link」により実装され、Cアームのポジション変更準備が音声により操作できるようになりました。本機能を搭載した血管撮影システムは、「第33回日本心血管インターベンション治療学会;CVIT2025 学術集会」(大阪府立国際会議場・リーガロイヤルホテル大阪、7月17日~19日)の心臓カテーテル治療を中心としたライブデモンストレーションにて使用される予定です。
血管撮影システムは、脳や心臓などの血管内に細く長い管(カテーテル)を挿入して脳梗塞や心筋梗塞を治療するカテーテル手術や、血管系疾患の検査・治療などに使用されるX線透視撮影装置です。昨年10月に「SMART Voice」を開発し、ステント強調処理など13種類の機能を音声で操作することが可能となっていましたが、このたび初めて機能拡充のアップデートを行われました。
血管内治療は新技術の発展が著しい領域です。本製品は定期契約アプリケーションプラットフォーム「SCORE Link」への加入により、装置導入後もアプリケーションの追加やバージョンアップを行うことで、装置の価値を継続的に引き上げます。
2024年4月から施行された「医師の働き方改革」では労働時間短縮が求められています。当社は引き続き血管撮影システムの利便性を高めることで、新しい業務効率のかたちを提供し、検査効率を高めて医療従事者の負担軽減に貢献してまいります。
「SMART Voice」使用イメージ図