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2025年7月3日 | お知らせ 京都府立医科大学K-MICS「KPUM-島津チャレンジ」の研究テーマが公開

島津製作所が参画する京都府立医科大学(通称KPUM)の産学公連携機構「KPUM Medical Innovation Core for Society」(以下K-MICS)において、研究開発提案コンペティション「KPUM-島津チャレンジ」の研究テーマとして「京都府立医大泌尿器科で新規開発した針組織二分割デバイス技術を活用した『MSイメージング』に代表される生体分子解析法による治療標的分子の解析」、「乳癌組織内薬物動態の解明と新規感受性評価法の確立へ向けた質量分析イメージング技術の応用研究」が採択されました。

K-MICSは「健康・医療・福祉分野における社会課題解決や未来医療創出を通じて地域社会に貢献する」という設立趣旨のもと、イノベーティブな研究人材の育成と持続可能な研究・臨床環境の整備、その成果を社会に実装することを目的とした、KPUMと参画企業によるプラットフォームです。「KPUM-島津チャレンジ」では「健康・医療・福祉分野における社会課題解決と未来医療技術の社会実装」に関する研究テーマを公募しています。研究費は1件当たり200万円で、研究期間は最大2年間です。島津製作所はK-MICSの活動を通じて有望な若手研究者を支援していきます。

島津製作所は、中期経営計画でプラネタリーヘルス(人と地球の健康)を追求し、ヘルスケア領域での社会価値の創出に努めています。今後も同領域における社会課題の解決に向けてオープンイノベーションを推進していきます。

採択テーマ一覧

研究者氏名 役職 所属 採択テーマ
白石 匠 助教 泌尿器外科学 京都府立医大泌尿器科で新規開発した針組織二分割デバイス技術を活用した「MSイメージング」に代表される生体分子解析法による治療標的分子の解析
加藤 千翔 助教 内分泌・乳腺外科学 乳癌組織内薬物動態の解明と新規感受性評価法の確立へ向けた質量分析イメージング技術の応用研究