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2025年1月22日 | プレスリリース
京都府立医科大学の産学公連携機構「K-MICS」に参画
研究開発コンペで若手・中堅の研究者を支援
島津製作所は京都府立医科大学(通称KPUM)の産学公連携機構「KPUM Medical Innovation Core for Society」(以下K-MICS)に参画しました。K-MICSは、イノベーティブな研究人材の育成と持続可能な研究・臨床環境の整備、その成果を社会に実装することを目的とした、京都府立医科大学と参画企業によるプラットフォームです。「健康・医療・福祉分野における社会課題解決や未来医療創出を通じて地域社会に貢献する」という設立趣旨に賛同した当社は、昨年6月に同機構へ参画し、包括連携協定を締結しました。
島津製作所は今後、K-MICSが主催する覚生塾や研究開発提案コンペティション「KPUM-島津チャレンジ」を支援していきます。同コンペティションでは「新たな診断技術・治療法の開発」「データ・AI活用による生産性向上」「医療の提供場所の拡大」につながる研究テーマを京都府立医科大学の若手・中堅の研究者から募ります。初回の応募期間は昨年12月13日から本年1月31日までとし、採択された研究者・チームはK-MICSより研究助成を受けることができます。当社はK-MICSでの活動を通じて、未来医療の実現に必要とされる新たな研究の支援と医工連携人材の育成を進め、医学・臨床分野の現場と密接に連携したソリューションの創出と地域医療への実装を目指します。
島津製作所は、現中期経営計画でプラネタリーヘルス(人と地球の健康)の追求を目指し、ヘルスケア領域での社会価値の創出に努めています。同領域には、医学・臨床分野における価値提供を目指すメドテック分野が含まれます。K-MICS参画により、新たな医療機器・医療関連技術の社会実装へ向けた基盤づくりに取り組みます。当社は、基盤技術研究所によるオープンイノベーションプログラム「SHIMADZUみらい共創チャレンジ」やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Shimadzu Future Innovation Fund」を通じて、社外の研究機関・企業と協業してきました。今後もオープンイノベーションの推進によって、様々な社会課題の解決に尽力していきます。
島津製作所代表取締役社長 山本靖則(左)、京都府立医科大学学長 夜久均(中央)、同じくK-MICSに参画した堀場製作所代表取締役社長 足立正之(右)