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2025年3月11日 | プレスリリース 韓国の忠南大学校と連携に関する基本合意書を締結
産学連携で機器開発と人材育成の強化へ

島津製作所の韓国における販売子会社であるShimadzu Scientific Korea Corporation(以下SSK)と韓国のChungnam National University(忠南大学校)は、「研究機器および技術開発の強化」「産学研究協力の促進」などを目的とした基本合意書(Memorandum of Understanding、MOU)を2月21日に締結しました。

1952年に設立された忠南大学校は、韓国中部の大田広域市に位置し、理工系や医学・農学分野の教育・研究に秀でた国立大学です。急激な少子化に伴う大学数の減少や教育機関の再編成が進む同国において、同校は地域社会との連携や、海外企業との提携を含む国際化に力を入れています。その一環として、大田広域市のSindong(新洞)に2028年に新キャンパスを建設し、同市が推進する「Sindong Bio Cluster」でバイオ医薬品の研究、生産、品質管理などの全般的な支援と人材育成における中枢的な役割を果たす計画です。

島津グループと忠南大学校は、長年にわたり分析計測機器・医用機器の取引関係を有しており、近年SSKは主にヘルスケア、グリーン領域などの研究開発機器を同校へ提供しています。このたび締結したMOUにより、両者は共同研究・共同開発も視野に入れた産学連携を開始し、研究人材育成のためのプログラムの開発や国際共同研究プロジェクトへの参画に共同で取り組みます。両者は、研究開発機器メーカーとアカデミアが有する知見を融合して、社会課題の解決のための研究開発を推進していきます。

両者の関係者(前列左から3人目が島津製作所代表取締役社長 山本靖則、 同4人目が忠南大学校 総長 Dr.Jeong-Kyoum KIM)

両者の関係者(前列左から3人目が島津製作所代表取締役社長 山本靖則、
同4人目が忠南大学校 総長 Dr.Jeong-Kyoum KIM)