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2023年11月30日 | プレスリリース 医療機関向け受付・支払システム「MERSYS-X」を発売
医療機関向け支払機で国内初 多様なキャッシュレス決済手段に対応

写真:受付・キャッシュレス支払システム「MERSYS-X」

写真:受付・キャッシュレス支払システム「MERSYS-X」

島津製作所は、11月30日に受付・キャッシュレス支払システム「MERSYS-X(メルシステン)」を発売します。本製品は、電子カルテと連携して来院した患者を受け付けする機能と、医事会計システムと連携して診療後にキャッシュレスで診療費を受け取る機能を備えた医療機関向け機器です。病院向け支払機では国内市場で初めて交通系などの電子マネー、コード決済など多様なキャッシュレス決済手段に対応しました。

昨今、現金・クレジットカードを始め、交通系電子マネーなどのタッチ式決済、QR コード決済・バーコード決済など決済手段が様々です。中でも、2023年4月から電子マネーなどでのデジタル給与振り込みが可能となるなど、キャッシュレス決済のニーズは高まっています。ただクレジットカード以外が利用できる医療機関向け支払機は存在しませんでした。またクレジットカード決済が可能である場合も、診療費支払いのみに対応した端末(支払機)は診療後の午前11時頃以降しか使われないため非効率でした。

本製品は、国内で初めて病院向け支払機でクレジットカード以外のキャッシュレス決済手段に対応しました。受付機能を備えた端末(受付機)と支払機を一台で兼ねており、それぞれ専用機を設置する場合に比べて半分の面積で導入できます。受付機としての利用が多い朝早くから、支払機としての利用が中心となる午後まで終日活用できるため、機器の遊休時間を減らせます。

島津製作所は2023年度に始まった中期経営計画において、装置だけではなくお客様を中心とした事業展開を目指す「トータルソリューション提供企業」への変革を掲げています。今後も、医療機器だけでなく、電子カルテシステムなど様々な関連製品を充実させて、医療機関向けトータルソリューションをご提供していきます。

  • ※2023年11月現在、病院向け支払機において

新製品の特長

1. 国内で初めて多様なキャッシュレス支払方法に対応

クレジットカードや交通系の電子マネー、流通系の電子マネー、各種コード決済などに対応しています。現金での精算・支払いに伴う事務処理を効率化して、来院患者の利便性が向上します。

2. 1台で受付機と支払機を兼用して効率的に運用

受付機と支払機をそれぞれ設置する場合に比べて導入の費用・面積は半分で済みます。また、受付時に取得した患者情報は病院内の電子カルテに紐づけて診察室に共有され、診療終了後は医事会計システムから会計情報が連携されて精算などの業務に利用されます。患者の待ち時間短縮および病院職員の業務効率化につながります。受付機としての利用が多い朝早くから、支払機としての利用が中心となる午後まで終日活用できるため、機器の稼働率が高まります。

3. ユーザビリティを高める機能を多数搭載

本製品は日本語や英語、中国語、韓国語など7言語に対応しています。人感センサーで利用者の接近を感知して診察券の挿入を促すほか、受付後に診察券と受付票が一定時間受け取られない場合は音声で受け取りを促します。レーザープリンタ用設置台(オプション)利用時には、領収書の取り忘れを防止するスポットライト機能も備えています。

定価 1,120万円~(税抜)
販売目標 販売後1年間で30台

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