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2017年5月22日 | 新着情報 西風隆司が日本質量分析学会奨励賞を受賞しました

当所員の西風隆司が本年の日本質量分析学会奨励賞を受賞し、授賞式と受賞講演が第65回質量分析総合討論会(5月17~19日)にて行われました(研究題目:「MALDI-MSによるペプチド・糖ペプチド・糖鎖の解析における高感度化-糖鎖修飾構造解析法-」)。
西風は、横浜市立大学で博士課程を修了、公益財団法人野口研究所・糖鎖生物学研究室を経て2011年より島津製作所 田中最先端研究所に入所し最先端研究開発支援プログラム(FIRST)に参加、その後も当所にて研究活動を継続しています。西風はこれまで一貫して生体高分子(特にペプチドや糖鎖・糖ペプチド)分析の高感度化と構造解析法に関する研究開発を行っており、化学修飾を用いた感度向上や構造情報の増強が評価され受賞に至りました。近年開発したSALSA法は、質量分析が苦手とする糖鎖の結合異性体識別を可能にする技術として特に注目されています。