ぶーめらんVol.43でご紹介した記事 シリーズ挑戦の系譜「航空機整備の技術革新のために立ち上がったチームが、苦節の末に到達した新しい景色」の編集こぼれ話を紹介します。
航空機器事業部 超音波光探傷装置 開発ストーリー

この装置は、超音波と光を組み合わせ、機体にできた亀裂などの欠陥を見つけるものです。航空機器の検査作業は、打音で判別するなど職人技が求められる官能検査が主流ですが、検査のデジタル化によって整備記録のデータ管理や品質管理が効率化でき、生産性の向上にもつながります。
取材に同席してくださったのは、基盤技術研究所や航空機器事業部の技術者、営業担当者、マーケティング担当者など、自称「濃すぎるメンバー」の総勢9名!
ニーズの発掘から事業化まで約三年の中で、こだわりに折り合いがつかず、大喧嘩したこともあったそうです。それでも使命を共有し歩んできたことが、事業化実現の一因ともなりました。
「今はスタート地点に立ったばかり。まだまだやらなければいけないことが多く、プレッシャーもある。だが、ある社員から、この取り組みに刺激を受けたと言ってもらい励みになった。島津製作所の社員にとって、挑戦するきっかけになると嬉しい」
と語った、航空機器事業部技術部の那須部長。
某有名ドキュメンタリー番組のエンディング曲が頭の中で流れたほど、グッとくる取材でした。
