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NEWS & TOPICS

平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で
「科学技術賞(開発部門)」を受賞

X線診断装置に搭載するデジタル検出器の「直接変換型フラットパネルディテクタ」の開発で、当社の佐藤賢治主任研究員が、平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞(開発部門)」を受賞し、5月19日、京都府庁で伝達式が行われました。この表彰は、文部科学省が科学技術に関する研究開発や理解増進等において、顕著な成果を収めた功績を讃えるものです。科学技術賞(開発部門)は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に活用されている画期的な研究開発や発明を行った者が対象となっています。(2011.5.16)

新中期経営計画をスタート
世界の顧客に選ばれるNo.1パートナーを目指す

連結売上高3200億円・営業利益320億円(営業利益率10%)・海外売上高1460億円(海外売上高比率45.6%)・世界シェア15%以上の製品拡充を目標とした、中期経営計画(2011年4月から2014年3月)がスタートしました。“世界に支持される島津ブランドの構築”の旗のもとに、「成長戦略」「収益体質強化」を進め、真のグローバル企業へ、“世界の顧客に選ばれるNo.1パートナー”を目指します。(2011.5.10)

国立がん研究センターと包括共同研究契約を締結

世界をリードするがんの高度先駆的医療技術を開発するための包括共同研究契約を締結しました。センターの高度ながん研究技術および臨床経験と、当社の次世代医療分野に関する先端技術を融合することで、がんの超早期診断の実現や創薬プロセス革新のための薬物動態解析、治療に関わる技術開発など、がんの制圧と人々の健康増進に寄与する医療技術を開発することを目的としています。(2011.6.15)

京都大学iPS細胞研究所と共同研究契約を締結

京都大学iPS細胞研究所(CiRA、山中伸弥所長、京都市左京区)と、個々のiPS細胞(人工多能性幹細胞)のリプログラミング状態、あるいは分化能の指標となるバイオマーカー検索のための共同研究契約を締結しました。CiRAにて培養調整されたiPS細胞に対して、質量分析装置を用いたプロテオーム解析を行い、各幹細胞の形質と発現パターンとの比較検討によってバイオマーカーの探索・同定を行うもので、より完全に初期化されたiPS細胞の選択や、iPS細胞から分化したより質の良い目的細胞の選択が可能になることが期待されます。(2011.2.3)

東京大学とバイオマーカー探索リピドミクスの技術開発に関する共同研究契約を締結

東京大学と、各種疾患のバイオマーカー探索を行うことを目的とした共同研究契約を締結しました。東京大学と当社は、小野薬品工業(株)と三者で、今年4月1日より東京大学大学院医学系研究科内に社会連携講座「リピドミクス講座」を設置しました。同講座は、ゲノム、プロテオームに続く次の研究課題として、生理活性脂質、膜脂質などの低分子化合物を系統的、網羅的に解析し、生命維持にそれらがどのように関わるかを明らかにすると共に、生活習慣病など疾患発病のバイオマーカーを探索することを目的としています。 (2011.7.6)

分析計測事業部

創薬プロセスにおける薬物動態部門などでの
LC/MS分析に最適な高速液体クロマトグラフNexera MPを発売

130Mpaのシステム耐圧を有する超高速液体クロマトグラフの新シリーズとして、創薬プロセスにおける薬物動態部門や合成部門でのLC/MS分析に最適なLC/MS フロントエンド用超高速液体クロマトグラフNexera MPを発売しました。質量分析計との組み合わせにより、多検体を迅速かつ高精度に分析するシステムを構築することができます。 (2011. 5. 30)

分析計測事業部

高速液体クロマトグラフのネットワーク対応機能を拡張
iPadによる効率的なシステム運用が可能に

高速液体クロマトグラフNexeraおよびProminenceのネットワーク対応機能を拡張し、アップル社携帯端末iPadからのモニターや制御を可能にしました。iPadの携帯性と文書閲覧機能などと併せて、分析ラボのさらなる効率改善を図ることができます。新機能は既設のNexeraおよびProminenceシリーズでもバージョンアップにより使用できます。 (2011.3.14)

分析計測事業部

環境分析から製薬用水の管理まで対応できる
燃焼酸化式ラボ用TOC計TOC-Lシリーズを発売

水中に含まれる有機物総量を有機物に含まれる炭素量で評価する、燃焼酸化式ラボ用TOC計(全有機体炭素計)TOC-Lシリーズを発売しました。省電力・省スペース設計を採用し、操作性・視認性の向上を実現。水道水や排水、超純水などの水質管理、製薬用水の管理や洗浄効果の評価、河川水・土壌などの環境調査など幅広い用途に対応できます。(2011.2.14)

分析計測事業部

消費電力を最大で約50%削減するサーボパルサ用油圧源
省エネルギーユニットECUシリーズを発売

疲労・耐久試験機サーボパルサの消費電力を最大で約50%削減することができる油圧源省エネルギーユニットECUシリーズを発売しました。金属・ゴム・樹脂など、さまざまな材料や部品の疲労・耐久試験に用いる材料試験機の一つで、油圧源を駆動源として、試験片に対して引っ張りや圧縮、曲げなどの負荷を繰り返し与えることにより、試験片の疲労・耐久性を評価する装置です。試験条件に応じて油圧エネルギーを調整する省エネ運転が可能になり、ランニングコストと環境負荷の低減が実現できます。 (2011.5.16)

分析計測事業部

シンプル操作で高精度、高信頼性、低価格な
水分計MOC63uを発売

シンプルな操作で高精度な測定が行え、低価格な電磁力平衡式の水分計MOC63uを発売しました。試料をヒーターで乾燥させて水分を蒸発させ、重さの変化を電子天びんを用いて測定することにより試料中の水分量を測定するもので、食品や環境関連分野など多種多様な工業製品の水分率測定に活用できます。( 2011.1.17)

分析計測事業部

業界初・手技中に心血管ステントをリアルタイムで明瞭に画像表示するソフトウェア
DynamicStentViewを発売

心血管内治療を行う際に、血管内に留置するステントの視認性を向上させた強調画像をリアルタイムかつ動画で表示する血管撮影システムのソフトウェア「DynamicStentView(ダイナミックステントビュー)」を発売しました。心血管内治療の手技中にリアルタイムでステントの状況を見ることができるのは、当社のDynamicStentViewだけです。バルーンやステントの位置をミリ単位で合わせられるため、スムーズで安全な治療ができると期待されています。( 2011.5.31)

医用機器事業部

ワイヤレスFPDでX線撮影が一層スムーズに
デジタル式回診用X線撮影装置MobileDaRt Evolutionを発売

X線撮影室以外の場所に装置を移動させ、その場で検査が行える充電式のデジタル式回診用X線撮影装置にワイヤレスの可搬型のフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載し、一層スムーズな撮影が行えるMobileDaRt Evolutionを発売しました。院内回診用途だけでなく、救急、災害時対策、感染症対策としても威力を発揮するとして、海外を中心に導入が進んでいます。( 2011.5.26)

医用機器事業部

島津グループ8社のサービス事業を統合・再編し、
分析計測機器のサービス事業新会社島津アクセスを発足

分析計測機器のサービス事業について、さらなる顧客満足度の向上と事業拡大を目的に、8社に分散していた当該事業を統合・再編し、100%子会社である島津アクセスを発足しました。当社グループの各種サービスを全国一律、トータルに提供するなど、お客様の利便性を追求して、より一層の顧客満足度向上と事業拡大を図ります。さらに、海外におけるサービス事業の統括機能を担う組織へと発展させることにより、グローバルに統一された質の高いサービス事業を展開します。( 2011.4.1)

株式会島津アクセス

グループ会社2社の分析機器パッケージング事業を統合
グローバル市場に向けた新たな事業展開

島津理化と島津インターナショナルの営業部門を統合しました。海外プロジェクト案件、海外パッケージング事業、国内外大学の新増設などに関わる分析計測関連機器の一括取扱い事業を強化します。グループ2社のパッケージングスキルを統合・強化し、グローバルマーケットに向けた新たな事業展開を図ります。島津理化は、国内外向けの理科教育用器具から分析関連装置・関連設備・移設までを扱う総合理化学機器の販売およびエンジニアリングの事業を展開します。 (2011. 4. 1)

株式会社島津理化

食品や水などに含まれる放射能測定サービスを開始

島津テクノリサーチでは、食品や水などに含まれる放射能の測定サービスを開始しました。正確性の高いゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法で精密分析を行い、測定結果報告書を作成します。対象は食品、水のほか、農作物、工業製品、医薬品、化粧品などにも対応します。

測定方法
緊急時における食品の放射能測定マニュアル(厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課平成14年3月)
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法
測定対象
放射性ヨウ素、放射性セシウム等(標準:131I,134Cs,137Csの3核種)
納 期
3 ~ 5営業日(最短で即日の結果ご報告も可能です)
受託可能な検体
食品、水、農作物、工業製品など多岐にわたります。
株式会社島津テクノリサーチ

プラント向け液体用流量計のJCSS登録を取得

島津システムソリューションズは、プラント向け液体(水等)用流量計に対するJCSS(計量法に基づく校正事業者登録制度)登録を取得しました。JCSS校正範囲は流量0.008㎥/h ~ 1200㎥/h、流量計の口径2mm ~ 400mmまでと、国内最大級の流量と口径で流量計の校正ができます。今後の液体(水等)用流量計に対するJCSS校正の普及を図ります。(2011.3.25)

島津システムソリューションズ株式会社

小型VOC処理装置を開発

島津システムソリューションズは、揮発性有機化合物(VOC)ガスを処理する小型VOC処理装置NI005を開発しました。この装置は400ppmCのトルエンガスに対し50%以上(平均74%)の除去性能が得られます。熱(炎)を用いない非燃焼式の処理方式であることから屋内設置型(非防爆仕様)の装置としてご使用頂けます。 (2011. 6. 11)

島津システムソリューションズ株式会社

島津製作所の森づくり活動

当社は、環境保全活動の一環として京都モデルフォレスト運動に参画しています。京都府南丹市にある“島津製作所の森”では年2回、島津グループ社員とその家族が森林の整備や利用保全のボランティア活動を行っています。4月には新入社員が、5月には第6回の定例活動を開催し、間伐やシイタケ原木への植菌などを行いました。(2011.4.19、5.21)


4月に行われた新入社員の活動では99名が参加。

島津製作所 創業記念資料館をリニューアルオープン

島津製作所 創業記念資料館を、135周年を期にリニューアルオープンしました。この資料館は1975年に創業100年を記念して創業の地(京都市中京区木屋町)に作られたもので、当時の理化学機器をはじめ、標本や産業用製品など、当社の歴史的資料1100点以上を展示公開しています。今回のリニューアルで、子どもも大人も楽しめる体験コーナーや、新たに公開した初代島津源蔵の居室も拡大展示しています。小・中・高校生の見学や修学旅行では、スタッフが学年や目的に合わせ、質問に応じながらの館内案内も行っています。(2011.4.1)

島津製作所 創業記念資料館

〒604-0921 京都市中京区木屋町二条南
電 話(075)255-0980 
FAX(075)255-0985
大 人:300円
中 高 生:200円(小学生以下無料)
団   体(20名以上は2割引)※要予約・案内可
開館時間:9 : 30~17: 00(入館は16 : 30まで)
休 館 日:水曜日(祝日の場合は開館、振替休日なし)、年末年始


リニューアルにより公開されることになった初代源蔵の居室(1階)

二代目源蔵が15歳の時に挿絵一枚から独学で完成させた「感応起電機」(2階)

科学技術週間(4月23・24日)での無料公開にて

「島津ぶんせき体験スクール」を開催

東京で小学校高学年から中学生を対象とした「島津ぶんせき体験スクール」を開催しました。京都創生事業“京あるき IN 東京2011”(主催:京都市・京都商工会議所)に当社が協賛・実施したもので、社員やOBが講師となり、手作り分光器での光や試料の観察、分光光度計での試料の測定を行うなど、難しい分光技術をわかりやすく解説しました。(2011.2.19)


島津製作所東京支社にて

会社代表テニス部の伊藤選手と森選手が京都市スポーツ賞・特別大賞を受賞

会社代表テニス選手の伊藤和沙選手と森友香選手が、京都市スポーツ賞・特別大賞に選ばれました。この賞は、国内外の著名な大会で優秀な成績を収めるなど、競技力の向上および市民スポーツの振興などに顕著な業績を残した個人や団体を、京都市が表彰するもので、伊藤選手と森選手は、国体で2連覇した功績を讃えられました。(2011.2.9)


京都市スポーツ賞を受賞した森選手(左)と伊藤選手(右)

会社代表女子テニス部 主な戦績

  • ブリヂストン京都オープン
    シングルス優勝(森選手)、
    ダブルス優勝(平選手・森選手)
  • 久留米ベストアメニティカップ
    国際テニスダブルス優勝(米村プロ・岡プロ《イラコカレッジ》)
  • 三重国際女子オープン
    シングルス優勝(今西選手)

ブリヂストン京都オープンでW優勝した平選手(左)と森選手(右)

三重国際女子オープンで優勝した今西選手