TVから飛び出した 「魔改造の夜 THE MUSEUM」
「S津製作所」の出演に密着
2025年8月25日から9月2日までの9日間、東京・ベルサール秋葉原で「魔改造の夜 THE MUSEUM」が開催され、のべ26,000人が来場しました。当社も「S津製作所」として出展。NHKの技術開発エンタメ番組「魔改造の夜」で生まれた“モンスターマシン”の実物展示や、技術者による実演・解説ステージへ出演しました。会場で当社技術者は来場者と交流する貴重な機会に恵まれ、モノづくりにかける情熱や楽しさを直接伝えることができました。
「魔改造の夜」番組放送をおさらい
当社は2024年11月28日放送の「恐竜ちゃん缶蹴り」と、2025年1月30日放送の「ビニール傘 滞空時間マッチ」に「S津製作所」として出演しました。対戦したのは素材メーカー「Tレ」と、精密機器部品の機械加工メーカー「Hルトップ」でした。
NHK魔改造の夜 S津製作所が登場(©NHK /テレビマンユニオン)
NHK魔改造の夜 「恐竜ちゃん缶蹴り」(©NHK /テレビマンユニオン)
NHK魔改造の夜 「ビニール傘 滞空時間マッチ」(©NHK /テレビマンユニオン)
「魔改造の夜 THE MUSEUM」
モンスター実演&解説ステージ1日目
この日は番組で共演したTレとのステージ。各回200名ほどの観客が見守るなか、番組でもおなじみの矢野武さんによる実況が会場を大いに盛り上げました。
S津製作所入場にて「S」ポーズを披露
まずは「恐竜ちゃん缶蹴り」の実演です。会場の地下1階のステージには、本番さながらのコースや、蹴り上げた缶を受け止める足場が設置されました。爆音の入場曲が流れる中、TレとS津製作所のエンジニアたちがステージに集結します。
「恐竜ちゃん缶蹴り」の実演ではTレのセンサーが上手く作動せず、続けて挑戦したS津製作所はモーターが故障し、缶を蹴り上げることはできませんでした。番組での雄姿を再現することは叶わず、悔しさが残る結果となりました。
「ビニール傘 滞空時間マッチ」の実演に移り、Tレが傘を鷹のように羽ばたかせると会場からどよめきと拍手が起こりました。
続いて、S津製作所の実演では番組からさらなる進化を遂げた「ばさばさカサフライさま」が登場。
「ばさばさカサフライさま」で雨を凌いでみせる飯嶋
技術者の飯嶋勇樹が手を離すと、傘が浮上。一時的に沈みかけたものの再度浮上して、安定した滞空を実現しました。最後に飯嶋が傘をキャッチすると会場は大きな拍手に包まれました。


番組本番では「3秒」という悔しい記録でしたが、その後も改良を重ね、無事に“バッテリーの限界まで飛び続ける傘”、その可能性を披露することができました。
モンスター実演&解説ステージ2日目
2日目のステージには、当社のモンスター「魔砲恐竜カノンちゃん」と「ぱたぱたカサフライちゃん」「バサバサカサフライさん」「ばさばさカサフライさま」 が再び登場。技術者による解説を交えながら、番組や開発の裏話を披露して、会場の熱気はさらに高まりました。
「恐竜ちゃん缶蹴り」では、昨日の失敗を取り返すべく技術者がモンスターを「追い魔改造」した結果、観客の期待を背負って2度、大きく缶を蹴り上げました。「ばさばさカサフライさま 」も昨日から設定を変更し、より高く、より美しく飛ぶ姿を披露しました。2チームとも本番ギリギリまで調整した結果の大成功でした。実演を見て涙するお客様までいたほどです。
番組では放送されなかった「小さいS」のポーズで記念撮影するメンバーと実況の矢野武さん
モンスター展示
「恐竜ちゃん 缶蹴り」のモンスター「魔砲恐竜カノンちゃん」(手前から2体目)
「ビニール傘 滞空時間マッチ」のモンスター「ぱたぱたカサフライちゃん」「バサバサカサフライさん」
協賛企業ブース&ワークショップ
会場には協賛企業がブースを出展し、「魔改造の夜」で披露した技術を中心に展示しました。
当社のブースでは、出場した社員からのメッセージを掲示した「MESSAGE BOARD」を設置し、来場者の皆さまからも多くのメッセージをいただきました。また、当社の制服と帽子を着用して記念撮影ができる“なりきりコーナー”も人気を集めました。ご来場の方には当社のモンスターをデザインしたステッカーをプレゼントしました。


なりきりコーナーで撮影
MESSAGE BOARDに寄せられた来場者の声
ワークショップ 「クロマト探偵団結成!落書きペンを特定せよ」
出展担当者のコメント
多くの方々にご来場いただき、心より感謝申し上げます。「魔改造の夜」のモンスターの展示や実演などを通して、モノづくりの楽しさを感じていただけたことが、私たちにとって最大の喜びです。皆さまからいただいた励ましの声は、社内でも共有し、今後の活動の力にしてまいります。これからも「科学技術で社会に貢献する」という社是のもと、挑戦を続けていきます。
