アジア最大級の分析機器展示会「JASIS2024」に出展
島津製作所は9月4日~6日に幕張メッセ国際展示場(千葉県)で開催された「JASIS2024」に出展しました。主力製品である液体クロマトグラフやガスクロマトグラフ質量分析計などの実機を計33点展示。会場では1日当たり150人の技術者が説明を行い、多くのお客様と交流しました。
バーチャルブース
※展示品にカーソルを合わせると、当社ブースをご見学いただけます
JASISとは
JASISとは、一般社団法人日本分析機器工業会と一般社団法人日本科学機器協会が主催するアジア最大級の「最先端科学・分析システム&ソリューション展」です。
参加団体の出展分野は「分析機器・装置」「バイオ関連機器・装置」「試験機器・装置」のほか「デジタルトランスフォーメーション(DX)関連機器」など多岐にわたります。来場者の業種も幅広く、例えば「電子・電機・精密機器」「分析・試験・検査サービス」「製薬・試薬・化粧品」「食品」などが挙げられます。
主催者報告によるとJASIS2024には407の団体が出展しました。3日間の来場者数は昨年の16,115人を大きく上回る21,918人で、コロナ禍前(2019年)の来場者数に匹敵します。
島津ブースのコンセプトは「AX (Analytical Transformation)」
ブースでは、島津製作所が提案するこれからの分析を指し示すコンセプト「Analytical Transformation」を紹介しました。最先端の分析計測機器・ロボティクス・AI・IoTなどの技術を活用し、ラボにおける属人性を解消することで、研究者はより高度な業務に取り組むことができるという考え方です。これらを体感できるよう、入口付近にはラボにおけるワークフローを軸にしたソフトウエアやソリューションの一覧を展示しました。
島津製作所のコンセプトである「Analytical Transformation」を体感できるソフトウエアの展示コーナー
世界中で問題視されている有機フッ素化合物(PFAS)の分析と新製品の「燃焼イオンクロマトグラフ」を技術者が紹介
業界最小クラスの四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計「GCMS-QP2050」。内部機構を根本的に見直し改良したことで感度と耐久性を高めたほか、装置のメンテナンス時間を95%削減した点などをアピール
また、島津グループでは新製品や新技術などについて来場者にプレゼンテーションする「新技術説明会」で、38件のセミナーを実施しました。発表内容と資料はこちら※でご紹介しています。
島津グループは合同出展
島津製作所のブースの向かいでは、島津グループが合同で出展。会場ではQRコードを読み取って参加するスタンプラリーを実施し、条件をクリアしたお客様にはタオルやポーチなどのノベルティをプレゼントしました。社員は背中にQRコードがプリントされたポロシャツを着用し、お客様と交流しました。
島津製作所 展示会担当者のコメント
今年も多くのお客様に足を運んでいただき、誠にありがとうございました。 新製品を含む基幹製品を出展することに加え、前処理装置、自動化装置、消耗品、制御・解析用ソフトなどトータルソリューションを提案することを目指しました。お客様に最高の体験をいただけるようブースづくりでは様々な工夫を凝らすとともに、再利用可能部材を主体として設計することで、エコ・ファースト企業として、会期後の廃棄物量の大幅な削減にも取り組んでおります。
当社は、業界のリーティングカンパニーとして、これからも様々な新しいご提案を続けてまいります。