3月8日は国際女性デー
女性リーダーのネットワーク強化と拡大
毎年3月8日は国際女性デーです。女性の権利を守り、経済的、政治的、社会的ジェンダー平等を実現するため、国連によって制定されました。2024年は「Invest in women: Accelerate progress.(女性に投資を:進歩を加速しよう)」をテーマに世界各国で様々な取り組みが行われています。島津グループでは、Diversity, Equity&Inclusion(DE&I)推進の一環として、女性社員の活躍推進に取り組んでいます。
女性リーダーのネットワーク拡大とより良い職場を目指して
当社では国際女性デーにあわせて女性リーダー15名が集い、ネットワーキングや女性のキャリア等について意見を交わしました。このイベントは2021年から開催している女性管理職研修「WSW(Women Supporting Women)」の過去3回の参加者を対象に開催しています。WSW研修では、女性リーダー同士のネットワーク拡充だけでなく、キャリア自立支援や評価制度の見直し、部下や自身の活躍を推進するアイデアを引き出し、会社の課題解決に貢献する機会となっています。
今回のイベントでは、自己紹介をした後、3つのテーマに基づいたディスカッションや交流を行いました。『女性管理職研修後の変化や取り組み』というテーマでは、「研修後、1on1ミーティング(部下との一対一のミーティング)に取り組み始め、部下との距離が近くなったと感じる」といった声が聞かれました。また、『心理的安全性のあるチームビルディング』というテーマに対しては、「研修を踏まえて“褒める”ことを意識しているが、注意やフィードバックと褒めることの区別やバランスが難しい」といった悩みが聞かれました。
ディスカッションや交流を通じて、参加者からは「普段は会わないけれど、何かあったときに頼りになる存在が社内にできる」「仕事だけでなく、人生の先輩として色んな考えに触れられる」といった感想が上がりました。
イタリアでは、女性に感謝を込めてこの日にミモザの花を贈る習慣があることから、参加者に愛や幸福の象徴でもあるミモザの花束が贈られた。
参加者コメント
第2回のWSWに参加して、とても勇気づけられるとともに、つながりができたことでちょっとした相談や依頼も気軽にできるようになり、本当に参加してよかったと思っていました。前回感じた思いもあり、今回のミートアップ企画には参加を即答しました。当日は、皆さんのその後の頑張りや悩みを共有してもらい、自分ももっとがんばりたいなと思いましたし、場に満ちていた参加者の皆さんの前向きなパワーと連帯感に元気をもらえました。後に続く方々に、「あんなのだったら、(管理職を)やってもいいな」と思ってもらえるような仕事をしたいです。
島津グループ会社の取り組み
国外の島津拠点でも、国際女性デーに合わせて様々な取り組みが行われています。
ドイツの拠点では毎年4月にGirls‘ Day(島津ヨーロッパのページへ) に参加して、理系女子学生の活躍支援に取り組んでいます。理系分野で活躍している女性社員が登場する動画を制作し、理系キャリアを選択した理由や進路選択に影響を与えた人物についてインタビューを行っています。
島津ヨーロッパ(ドイツ )
※動画は英語字幕、英語音声です。
クロアチアの拠点では、女性社員にピンク色のカーネーションの花とメッセージが送られました。
島津クロアチア
※リンク先は英文のLinkedIn投稿です。
シンガポールの拠点では、女性管理職たちの仕事やプライベートに対する思いを写真とともにSNSに投稿しています。
島津アジアパシフィック(シンガポール)
(投稿1 , 投稿2 , 投稿3 , 投稿4 )
※リンク先は英文のLinkedIn投稿です。
島津フィリピンではFacebookで女性月間に関する投稿を行い、女性社員に敬意を示すとともに女性社員の仕事に対する思いを伝えています。
島津フィリピン
※リンク先は英文のFacebook投稿です
インドの拠点では強さや情熱を示す赤色の衣装を身にまとった女性社員たちが昼食やケーキを楽しんだ後、集合写真を撮影しました。
島津アナリティカルインディア (インド)
※リンク先は英文のLinkedIn投稿です。
トルコでは、メッセージカードと共にキャンドルやコーヒーカップ、イーブルアイと呼ばれる魔除けの飾りが入ったギフトボックスが女性社員に贈られました。
島津ミドルイースト&アフリカ(トルコ)
ブラジルの拠点では、多肉植物とチョコレートが女性社員にプレゼントされ、プレゼントとともに皆で集合写真を撮影しました。
島津ブラジル
※リンク先はポルトガル語のLinkedIn投稿です。
推進担当者コメント
WSW研修でのつながりは、その後の業務や相談のしやすさなど、好影響が大きいことを実感していたため、3回目を終えた段階で、この貴重なネットワークを強化し、参加者全員に拡大できないかと考えていました。そんななか、国際女性デーを祝う海外グループ会社の女性の笑顔が印象に残っており、せっかくなら国際女性デー“も”楽しむことを目指して企画しました。
当日は、参加者の皆さんの「心から楽しもう」という気持ちのおかげで、会社の課題もプライベートの話題も楽しく話せる場があっという間にできていました。「A部署のB部長」ではなく、一人ひとり個性豊かな仲間としてお互いを知る機会となりました。