2024.03.13

北海道大学・博士課程の学生が当社最先端ラボを訪問
研究発表を通して社員と意見交換

2月2日、北海道大学大学院の学生が、島津製作所の研究開発拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」(神奈川県)を訪問しました。これは同大学によるキャリア形成支援プログラム「企業研究サイトビジット」の一環で、当日は農学や生命科学等を専攻する博士課程の8人が当社ラボの見学や社員との交流をしました。

「企業研究サイトビジット」の参加者(前列左から8人)

「企業研究サイトビジット」の参加者(前列左から8人)

 

企業研究サイトビジットとは

「企業研究サイトビジット」とは、北海道大学 大学院教育推進機構 先端人材育成センターが同大学院の学生向けに実施するキャリア形成支援プログラムです。2013年度に「産学シーズ/ニーズマッチング人材交流支援」としてスタートしたもので、2018年度に現在の名称に改められました。

同プログラムでは、訪問先企業の研究者に対して実際に自身の研究内容を発表し、企業目線でのコメントや指摘を得て意見交換を行います。それらによって、ロールモデルに触れたり、研究内容の産業界へのアウトプットについて具体的なイメージを作り上げることを目的としています。

最先端の「魅せる」ラボを見学

今回の会場は、2023年に開所した当社の研究拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」(神奈川県川崎市)です。「魅せる」ラボをコンセプトとする同拠点では、羽田空港から近い立地を活かして国内外のお客様との交流を深め、先端分析手法の開発や共同研究の推進に取り組んでいます。

1F展示コーナーでは当社の歴史や技術を紹介

1F展示コーナーでは当社の歴史や技術を紹介

ラボの説明に真剣に耳を傾ける参加者

ラボの説明に真剣に耳を傾ける参加者

参加者は当社の歴史や施設について説明を受けた後、多数の分析装置が設置されたラボを見学しました。初めての企業訪問だったという学生からは「実際の研究所を見られて、たくさん装置があってかっこいいと思った」との感想がありました。

Shimadzu Tokyo Innovation Plaza館内の様子(4階建て)
※各階の展示品にカーソルを合わせると詳細をご確認いただけます。

 

研究発表を通して当社社員と交流

施設見学を終えた学生は、自身の研究について当社社員の前で口頭発表を行いました。社員からは、研究内容や関連する技術についてコメントやアドバイスがありました。

研究発表を聞く参加者たち

研究発表を聞く参加者たち

研究発表はお互いに緊張感のあるなかで行われましたが、その後の昼食会では「働く楽しさや難しさ」や「仕事以外の時間の使い方」などについて、ざっくばらんな会話がなされました。

参加した学生の感想

島津の機器は元々身近ではありましたが、企業としてどういう研究をしているかなどを実際に見学しながらお話を伺えて、非常に良い機会になりました。

直にお話ができ、参考となることが多くありました。実験機器を直接扱わないような研究をしていた方も入社されていることや、シミュレーションに関する技術も存在し、需要があることなどです。また、博士過程を経て入社された2〜3年目の方が企業で活動する中で、何をどう感じてきたのかというお話も大変興味深かったです。

現地で施設を見てみると興味深いと感じるものが多くあり、自分の興味の幅が思っていたより広いことを認識できました。また、自分の研究を今の研究分野とは異なる領域で活かすことの可能性を感じました。

担当者のコメント

博士課程の学生の方々がこのように当社の最先端の分析ラボを訪れ、技術者と活発な意見交換をしている姿はとても明るく、希望に満ち溢れているように映りました。

当社の社是である「科学技術で社会に貢献する」のひとつの体現方法として、このような技術者との交流により学生さんのキャリアデザインの一助になることを願っています。

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