理工系分野志望の高校生が科学技術を体験
「夏のリコチャレ2023」開催

夏のリコチャレ2023

8月10日、本社・三条工場で、理工系分野を進路に考える高校生向けに、「夏のぶんせき体験スクール&会社見学~夏のリコチャレ2023~」を実施しました。

このイベントは内閣府男女共同参画局が推進する取り組み「理工チャレンジ(リコチャレ)」の応援団体として島津製作所が企画したものです。4年ぶりの開催となった今回は23名の高校生が参加し、当社の装置を使った実験やショールーム見学のほか、当社の技術者との交流を通じて、様々な体験をしました。

 

「理工チャレンジ(リコチャレ)」とは

リコチャレは内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組みで、女子学生(※)が、「理工系分野に興味・関心を持ち、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援すること」を目的としています。
※当社では男女ともに参加募集しています

島津製作所はこの趣旨に賛同し、2017年「リコチャレ応援団体」に加え、「理工系女子応援ネットワーク」に参加しました。

実機体験で技術者と交流

今回のリコチャレでは、当社分析計測機器を使った実験や分析機器・医用機器のショールーム見学に加え、職場見学などを行いました。

実機体験で技術者と交流

 

分析計測機器の実験では、小型卓上試験機によるお菓子の硬さ試験や、液体クロマトグラフでコーヒーなどの飲料に含まれるカフェインの分析を体験しました。体験した学生は、分析の速度に「予想の何倍も速い!」と驚いたり、予想外な試験結果に興味津々でした。

飲料をシリンジに取る様子

飲料をシリンジに取る様子

装置に試料(飲料)を注入すると、分析結果がPCの画面に表示される

装置に試料(飲料)を注入すると、分析結果がPCの画面に表示される

医用機器のショールーム見学では、実機を使って検査の疑似体験を行いました。

医用機器のショールーム見学

※本イベントでは、レントゲン撮影は行っておりません

医用機器の説明を聞いた参加者からは「医療現場で役立つ機器が、医療に従事される方の様々な要望を反映した結果だと知りました。当たり前に見える製品の形や機能も、開発に関わるすべての人による工夫や努力で完成していることも分かりました」という声があがりました。

イベント担当者から

学生の皆さんは、最初は緊張気味でしたが、プログラムの進行につれ、どんどん科学技術の世界に吸い込まれているように見えました。質問や実験や装置の操作体験などを、積極的に行っていました。

若い世代が科学技術に触れる機会の創出は、彼らに対して新しい世界への扉を開けることになります。これは企業の重要な社会的役割だと感じており、今後もぜひ続けていきたいと考えています。

 

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