「さすてな京都」で環境学習プログラムを開催
島津製作所は2023年11月に、京都市南部クリーンセンター環境学習施設「さすてな京都」(京都市伏見区)にて環境学習プログラムを開催しました。
同施設の「開館4周年記念プログラム」の一環で、11月18日に「島津ぶんせき体験スクール ~電子部品を調べて宝物を探そう!~」を、同月25日には環境出前講座「カードゲームで生き物について学ぼう!!」を開催し、合計70人以上の小学生とその保護者が参加しました。
「さすてな京都」とは
「さすてな京都」は、2019年に開館した京都市南部クリーンセンター環境学習施設の愛称です。同施設ではごみ処理施設そのものを活用・整備しており、最先端の環境技術を学ぶことができます。環境をテーマに体験しながら楽しく学ぶプログラムを展開しています。
京都市南部クリーンセンターでは、ごみの焼却で発生する排気ガスについて有害物質が十分に取り除かれていることを常時監視するため、当社の装置が使用されています。
島津ぶんせき体験スクール~電子部品を調べて宝物を探そう~
エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7200」を用いて、電子部品に使われる金(Au)を探し当てるゲームを実施しました。金の価値や希少性を学んだ参加者からは「電子部品リサイクルの大切さが分かった」などの声がありました。
また、分析対象となる元素に興味を持ってもらうため、「化学かるた」※大会を行いました。「元素に興味を持ちはじめていたので良い機会になった」というグループもありました 。
カードゲームで生き物について学ぼう!!
気候変動により野生生物への影響が懸念されています。この講座では、人と生物のつながりを学習した後に、当社オリジナルカードゲーム「bidi」(ビディ)で遊びながら、生物の絶滅が進む理由を考えました。
当社オリジナルカードゲーム「bidi」
参加した子どもたちからは、「家族で遊びながら学習ができてよかった」、「カードゲームに生き物の特徴や絶滅の理由などが書かれていてゲームを通して勉強になった」などの感想がありました。
担当者からのコメント
参加者の方から「家族で科学に親しみながら、リサイクルの大切さを実感できた」、「分析装置ってすごいなぁ」という嬉しいお声をいただきました。化学かるたは、取った枚数ではなく原子番号を足して数字が多い方が勝ちというルールを設けたことで、保護者の方もお子さんと真剣勝負ができたようです。
環境問題によって生き物が絶滅の危機にあることを家族で学んでいただき、ゲームを通じて楽しんでいただくことができました。これをきっかけに家庭でも環境問題ついて考えることや自然の大切さ、また生き物を守る行動につなげていただければ幸いです。