Shimadzu Scientific Instrumentsが米国ウォルシュ大学に分析センターを共同開設

式典でのテープカットの様子

式典でのテープカットの様子

島津製作所の米国子会社Shimadzu Scientific Instruments(SSI)とウォルシュ大学は、11月16日に、“Center for Analytical Excellence Laboratory”と名付けられた分析センターの開所式を行いました。本分析センターには、120万ドル相当の分析機器が設置されました。

ウォルシュ大学は米国オハイオ州ノースカントンにあるカトリック系大学のひとつです。38の州と31カ国から約2,400名の学生、130名以上の専任教員が在籍しており、約100の専攻科目と副専攻科目が開講されています。また、陸上競技などのスポーツでも有名で、22のスポーツチームを運営しています。

 

SPARQプログラムを通じて連携

このたびの活動は、SSIによる“Shimadzu Partnership for Academics, Research and Quality of Life” (SPARQ) という教育機関支援プログラムの一環です。SSIは学術機関との長期的な関係構築を目的として、SPARQプログラムを推進しています。研究範囲や研究内容、学術機関と地域社会への影響といった観点から連携先が決まります。

ウォルシュ大学は2020年にSPARQプログラムのパートナーとして選出されましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、機器の導入やプログラムの開始は延期を余儀なくされていました。今回、ウォルシュ大学とSSIのプログラムははじめの一歩を踏み出すことができたといえます。

SSIの社長・前田愛明は次のようにコメントしています。

SPARQプログラムは、「科学技術で社会に貢献する」という島津の社是を反映したものです。ウォルシュ大学は同じ精神と文化を持っていると確信しています。

SPARQプログラムは、地域全体の研究を加速させることが期待されます。液体クロマトグラフや質量分析計、ICP発光分析装置、フーリエ変換赤外分光光度計、熱分析装置、全有機体炭素計などが分析センターに設置されたことで、学生は最先端の分析技術に触れることができるようになります。また、地元企業にも利用を促すことで、地域社会への貢献に繋がります。

開所式に合わせて地域の高校生がこの分析センターに招待され、科学やプログラミングについて学びました。高校生たちにとっては、ウォルシュ大学の学生とコミュニケーションを取るだけでなく、地域の企業とのつながりを作る機会となりました。

高校生を対象とした、フーリエ変換赤外分光光度計による分析実験

高校生を対象とした、フーリエ変換赤外分光光度計による分析実験

研究室ツアー

研究室ツアー

テキサス大学アーリントン校のKevin Schug博士開所式典にテキサス大学アーリントン校のKevin Schug博士が出席、SPARQプログラムの事例として研究内容を紹介

ウォルシュ大学によるハイライト動画

SPARQプログラムと今回の開所式について、ウォルシュ大学の動画をご覧いただけます。

ウォルシュ大学からSSIへの贈り物 - 活人剣

今回の式典では、ウォルシュ大学のティム・コリンズ学長からSSIの社長・前田愛明へ、日本語で書かれた書道作品が記念品として贈られました。

ウォルシュ大学のティム・コリンズ学長からSSIの社長・前田愛明への贈呈

ウォルシュ大学のティム・コリンズ学長からSSIの社長・前田愛明への贈呈

この書道作品に書かれた「活人剣」は、人を活かすために刀剣を用いるという、武士のとしての心構えを示しています。

ウォルシュ大学のスポーツチームのロゴには2本の剣が描かれており、「swords up(剣を上げろ)」 というスローガンを掲げています。「活人剣」の概念は、SSIとウォルシュ大学の自らの技術や能力で社会を良くしていくという共通の使命を象徴しています。

SSI担当者からのコメント

SSIのシニアフィールドセールスエンジニアであるHeather Juzwaからのコメントをご紹介します。

この式典の日は、私のこれまでの仕事の中で最高の一日になりました。SPARQプログラムを通じて、社会の生活の質を向上させるために日々邁進するウォルシュ大学とSSIの協業がスタート地点に立ったことを祝うことができました。多くのビジネスパーソンを式典に招いただけでなく、200名以上の高校生に島津の機器による実験を披露しました。このような取り組みは、未来の科学者たちに良い影響を与えたことでしょう。今回の式典は、科学技術で社会に貢献し、長く明るい未来を築いていく始まりに過ぎません。

SPARQプログラムの今後の展望

科学分野でよりグローバルに活躍できる学生の育成を目指し、SSIは学生や教員と協力しながら、ウォルシュ大学への技術支援を今後も継続していく予定です。

SSIの副社長・Patrick Fromalは、「SPARQプログラムによって、学生は国際的なインターンシップの機会を得たり、実践的な科学を体験したりすることができます。そして、このような経験が、卒業後のキャリアにも大きく影響することでしょう」と述べました。SPARQプログラムはウォルシュ大学とSSIの将来に良い影響を与えることになりそうです。

 

 

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