動画「記憶と共に生きる ―島津製作所の認知症への取り組み―」を公開
島津製作所の認知症への取り組みや、その想いをまとめた動画「記憶と共に生きる ―島津製作所の認知症への取り組み―」を公開しました。
当社のバーチャルショールーム「MESSE SHIMADZU」で開催中の「認知症ソリューションバーチャル展示会」と合わせてご紹介します。
動画「記憶と共に生きる ―島津製作所の認知症への取り組み―」の概要
世界では今、3秒に1人が認知症を発症しています※。
患者本人の生活に大きな影響を及ぼすだけでなく、周囲や家族の生活にも変化をもたらす認知症は今、社会全体で考えるべき大きな課題です。
この動画「記憶と共に生きる ―島津製作所の認知症への取り組み―」では、超早期検査から診断、治療、予後管理までのヘルスケアサイクル全体に対して新しいソリューションの提供を目指す島津製作所の取り組みや想いを表現しています。
認知症については世界中で様々な研究が進んでいますが、未だ根本的な治療法は見つかっていません。原因やメカニズムの多くは解明されておらず、早期発見して症状や進行を抑制することが重要です。
認知症の中でも多くを占めるアルツハイマー型認知症は、アミロイドβというタンパク質の蓄積がひとつの原因と考えられています。島津製作所は、分析計測技術や医用画像診断技術を用いて、血液検査による脳内アミロイドβ蓄積量の推定やPET装置による脳内アミロイドβ蓄積の画像化などに取り組んでいます。
※ 出典:国際アルツハイマー病協会「World Alzheimer Report 2015」
動画を制作した担当者から
認知症の解明のために、世界では日々研究が続けられています。島津製作所の技術がその一翼を担えればという思いをこめて今回の動画を制作しました。大切な思い出と共に歳を重ねる、主人公の表情や「耳元」にも注目していただけたらと思います。
「認知症ソリューションバーチャル展示会」を開催
バーチャルショールーム「MESSE SHIMADZU」では、「認知症ソリューションバーチャル展示会」を開催中です。
11月26日から東京国際フォーラムで開催される「第40回日本認知症学会学術集会」の情報、当社の認知症ソリューションについてご紹介しています。
「ぶーめらん」では国立長寿医療研究センター・中村先生を特集
今年10月に発行した当社コミュニケーション誌「ぶーめらん」Vol.45では、国立長寿医療研究センター バイオマーカー開発研究部部長 医学博士・神経内科医 中村昭範先生のインタビュー記事「アルツハイマー病のリスクを発見する血液バイオマーカー研究のトリガーを引いた研究者らの熱意」も掲載しています。
中村先生を代表として今年6月にスタートした産学連携の多施設共同研究「血液バイオマーカーによる認知症の統合的層別化システムの開発(BATONプロジェクト)」には、当社も参画しています。