HyperVision HPV-X3は、人の目では捉えられないほど速く起こる現象を撮影する高速度ビデオカメラです。衝突や破壊、材料の変化といった一瞬の現象を鮮明に記録し、幅広い分野で活用されています。従来モデルの最大記録速度 1,000万コマ/秒(10Mfps)から、世界最高水準の 2,000万コマ/秒(20Mfps)へと性能を向上させ、これまで観察ができなかったナノ秒レベルの高速現象も詳細に可視化し、最先端の研究や開発に新たな可能性を提供します。
長く使える品質を追求したデザイン
研究施設や試験設備の周辺など、機器や道具が多い環境での使用を想定し、軽量で扱いやすく、長期間安心して使える高い耐久性を実現しました。背面の張り出したデザインは、カメラに接続された配線ケーブルを保護するとともに、接続部をすっきりと見せる役割も兼ね備えた、特徴的なフォルムです。ボディーの素材には、精密機器にふさわしい上質な佇まいを実現するため、アルミ素材を採用。 素材の質感を生かした仕上げと、表面の耐久性を高める処理を施すことで、傷や摩耗が発生しやすい環境でも長く使用できる設計としています。
アルミ素材の特徴を生かした塗装レス仕上げ。通常の2倍厚のアルマイト処理で耐摩耗性・耐久性を向上しています。
背面の張り出した部分は、カメラとのケーブル接続部を保護する機能性を備えるとともに、機能美を感じさせる特徴的なデザインとして、装置デザインのアイデンティティを形成しています。
最適な撮影環境をつくるための設計
超高速現象を確実に捉えるために、設置のしやすさと作業のしやすさにもこだわりました。カメラは縦置き・横置きの両方に対応し、内部は効率的な放熱構造を備え、横置きのときも安定した撮影環境を実現します。またサブモニターや照明機器を取り付けられるマウントによって、撮影条件に合わせた柔軟なセッティングが可能です。
カメラを横置きに設置する場合でも内部センサーの熱を効率的に循環させるため、立体的な吸排気口の構造にしています。
上部にフレーム同期型ライトを装着でき、ハイスピード撮影で発生しやすい照明不足による暗い画像の問題を抑え、撮影ミスを防ぎます。
カメラが制御用PCから離れた場所に設置される環境を考慮し、サブモニターを取り付けられるマウントを搭載。撮影画像をその場で確認でき、セットアップや撮影時の移動を最小限に抑えます。
100案を超えるハンドスケッチによって多角的にアイデアを検討し、モックアップを用いたユーザビリティ検証を重ねながらデザインをブラッシュアップしました。



