編集こぼれ話 Episode03

男性の育休取得は、家族の命のためでもある

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ぶーめらんVol.49でご紹介した記事「男性の子育て参画で社会と職場が成長する 男性の育休取得がもたらすものとは」の編集こぼれ話を紹介します。

お話を伺ったのはNPO法人ファザーリング・ジャパン理事の塚越学さん。(株)日本ギャップ解決研究所所長、(株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス特別研究員で公認会計士という多くの肩書を持つ多忙な身でありながら、3人のお子さんの育児休業も取得されています。

奥様が一人目を出産後、いわゆるワンオペで体感した育児の過酷さ。忙しい仕事は毎日こなせているのに、なぜ育児はこんなにも大変なのか。そこから塚越さんの男性の育児参加促進への活動が始まります。

取材では、改正育児介護休業法だけでなく、愛情ホルモンの驚くべき作用、育児経験で子育て脳への変化に夫婦で差が生じてしまうこと、女性の産後うつはホルモンの急激な現象で起きる家族の命の問題であること。そして、育児休業取得は、女性活躍のためだけでなく、男性のキャリアを充実させ、組織を成長させる起爆剤になることなど、たった1時間半で、多くのことを学ばせていただきました。

取材風景

特に産後うつを経験した編集部の一人として、「上司は部下の家族の命の問題として育休取得促進を考えて欲しい」と力説した塚越さんの言葉は強く響き、どうしても多くの方に読んでいただきたいと、いつも以上に編集に力が入りました。

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株式会社 島津製作所 コミュニケーション誌