(注)所属・役職および研究・開発、装置などは取材当時のものです。
NEWS & TOPICS
子どもたちに人気のアニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」のデザインを装置全面に使用したX線撮影装置を2機種発売しました。
シリーズ第1弾は小児用デジタル式回診用X線撮影装置で、当社の「MobileDaRt Evolution(モバイルダートエボリューション)」の新ラインナップです。X線撮影室に移動できない患者を病室や小児ICUなどでX線撮影する装置で、可搬型で小型のX線検出器(FPD)により、撮影3秒後には本体のモニタで画像確認することができます。なお、可搬型の大視野FPDを搭載した従来品と、フィルムカセッテタイプの回診用X線撮影装置もポケモンデザインを選択可能としています。(2009/4/15)
シリーズ第2弾は医院・診療所向けのコンパクトな1ユニット型のX線撮影システム「X'sy Pro(エクシー プロ)」です。医院や診療所は、都心のテナントビルの1室を利用する場合も多く、本製品のように据付が簡単で、特別な電気工事が不要な、省スペース型のシステムに高いニーズがあります。(2009.7.13)
▼ 医用機器事業部
▼ Tel.075-823-1271
MobileDaRt Evolution(コンパクトFPDタイプ)
X線撮影システム「X'sy Pro (エクシー プロ)」
日刊工業新聞社主催の第39回機械工業デザイン賞「日本電機工業会賞」にマイクロフォーカスX線CT装置「inspeXio SMX-225CT」が選ばれ、東京のホテルグランドパレスで贈賞式が行われました。簡単な操作で被検体の内部構造が観察可能で、ユーザインターフェースの実現を目指し、機能性とユーザビリティに配慮した製品であるとして評価されました。(2009.7.28)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1986
無侵襲で脳の活性化を計測できる近赤外光イメージング装置OMM-3000シリーズが、レーザーに関わる産業の発展に大きく貢献した製品・応用を表彰するレーザー学会産業賞奨励賞を受賞しました。この装置は、脳の視覚、聴覚、運動などの部位特定や活動状態をリアルタイムで表示でき、新生児・小児臨床評価、リハビリの効果測定、脳機能障害臨床評価など幅広い分野で活躍しています。(2009.4.22)
▼ 医用機器事業部
▼ Tel.075-823-1271
米国で開催された世界最大の分析機器展示会「ピッツバーグ コンファレンス」で、シングルナノ粒子径測定装置IG-1000が、「Pittcon 2009: Editor's Choice Awards」のブロンズ賞を受賞しました。この装置は当社独自の粒子径測定技術IG法で、従来困難だった液体中の10nm以下の微粒子の粒子径と分布を再現性よく測定できます。なお、この賞は約200人の業界紙記者による投票で決定されます。
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1683
4月1日付けで、当社の田中耕一フェロー(田中耕一記念質量分析研究所・所長)が東京大学医科学研究所の非常勤講師に就任し、客員教授の称号が付与されました。医科学研究所の顧問として、質量分析を用いたタンパク質翻訳後修飾の解析手法の開発とその医科学研究への応用を医科学研究所と共同で行います。(2009.6.18)
東京大学で行われた会見にて
当社の環境プロジェクトチーム「え〜こクラブ」が製作した生物多様性について学べるカードゲーム「bidi」が、環境省の21世紀子ども放課後環境教育プロジェクトの教材のひとつとして採用されました。このプロジェクトへの採用は2年連続です。bidiを含む6つの教材を「環境教育プログラムキット」として全国のモデル教室に配布し、7月から各地でプログラムが開始されています。(2009.7.28)
▼ 地球環境管理室内 え~こクラブ
九州に拠点を展開して100周年を迎えました。これを記念して、福岡国際会議場で「九州支店100周年記念フォーラム」を開催し、九州大学副学長・村上敬宜先生による基調講演「水素利用社会の実現により、環境と調和した脱炭素社会」や、「食の安全・安心」「次世代医療」「化学物質管理」などの記念講演と、分析機器や近赤外光イメージング装置などの展示を行いました。(2009.7.17)
最新機種の展示、デモのほかお客様から提供された古い装置を展示
画期的なまでに簡単な操作で試料の表面観察から構成元素の定性、定量、マッピングなどの高度な分析を可能にした電子線マイクロアナライザ「EPMA-1720」シリーズを発売しました。これまで限られたベテランオペレーターによる操作を必要としていましたが、これらを自動化することにより、専任オペレーターの設置が困難な場合でも簡単に操作を行うことが可能になります。(2009.8.5)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1986
本社に建設予定の医用新工場(1230㎡)の敷地において、(財)京都市埋蔵文化財研究所の調査が行われ、鎌倉時代〜室町時代の畑の水抜き用の溝跡が多数発見されました。また、建物の地盤改良跡と見られる場所や、木枠の古井戸跡、土器の破片、煉瓦の破片などの遺物が発掘され、なかでも20cm四方の漆器硯箱のふたは絵巻箱と見られ、続けて調査、復元が行われています。(2009.5~)
発掘調査が行われた新医用工場建設予定地
1985年の阪神優勝で大阪の道頓堀川に投げ込まれたカーネル・サンダース人形の発見に、当社の磁気探知器MB100が使用されました。発見された3月当時、水辺整備工事が行われており、不発弾の有無調査で川の磁気探査をしたところ、カーネル人形が見つかったものです。この装置は、ボーリングや沈船、錨などの埋没磁性体の探知、河川、沼での凶器捜索に活用されています。(2009.3)
▼ 磁気装置営業課
▼ Tel.03-3219-5776
検出器感度やカラムオーブン冷却速度、繰り返し再現性を世界最高クラスに高め、高精度、高感度で効率的な分析を可能にした、汎用型高性能キャピラリガスクロマトグラフ「GC-2010 Plus」を発売しました。食品や環境といった極めて微量な有害物質の検出を必要とする分野などで効果を発揮します。(2009.7.1)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1352
糖鎖などの修飾のあるタンパク質など、複雑な構造を持つ生体高分子の構造解析を高感度で行うことのできる質量分析計「AXIMA Resonance」を発売しました。当社従来品と比較して最高で20倍の高感度を実現し、タンパク質の正確な同定と詳細な構造解析を行うことができます。(2009.7.15)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1352
燃料電池の正極側で酸素がどのように消費されているかを可視化できる装置を開発しました。この装置はNEDOの委託により山梨大学をプロジェクトリーダーとした2大学4企業が開発し、当社が実用化へ向けて装置を開発したものです。酸素の利用状況から燃料電池の問題点や性能向上の手がかりを探り、構造や材質、発電条件等の最適化を図るなど研究開発現場で活用されることが期待されます。(2009.2.24)
Hondaの研究開発子会社である(株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンと、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、(株)島津製作所は、世界で初めて脳波計(EEG)と近赤外光脳計測装置(NIRS)を併用し、加えて新たな情報抽出技術を使用することで、考えるだけでロボットを制御できるBMI技術を開発しました。将来的には、知能化技術やロボット技術などとの融合による、より人に優しい製品開発への応用を目指します。(2009.3.31)
▼ 医用機器事業部
▼ Tel.075-823-1271
脳血管内治療の際に、血管に挿入するカテーテルなどの進路を確認できる「3Dロードマップ『Safire 3D-M』」(オプション)を備えた、血管撮影システム「BRANSIST safireバイプレーンパッケージVB9 Slender」を発売しました。脳血管全体の3D画像を作成することから、途中で観察の角度を変更しても、透視画像に3D画像が追従するため、検査や治療がスムーズに、スピーディに進められます。(2009.3.25)
▼ 医用機器事業部
▼ Tel.075-823-1271
無床診療所向けの電子カルテシステムに、薬剤チェック機能を追加した「SimCLINIC II Plus」を発売しました。新機能の「薬剤チェッカー」、リモートメンテナンスシステム利用による定期的なオンライン更新、レセプト電算機能やDICOM画像受信機能などの標準装備により、受付からカルテ入力、レセプト処理、画像ファイリングなどのデータを一元管理することができます。(2009.4.9)
▼ 医用機器事業部
▼ Tel.075-823-1271
SHPC(Shimadzu High Performance Computing)技術を用いて、産業用X線CT装置用の世界最速の高速演算システムを開発しました。本システムにより、データ収集後の3次元の画像表示までの時間を従来比の約100倍に高速化することができ、当社の「inspeXio SMX-225CT」および「inspeXio SMX-90CT」へ搭載できます。(2009.4.2)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1986
普及機として業界最高クラスの測定精度・制御精度・試験速度などを実現した卓上形精密万能試験機オートグラフAGS-Xシリーズ11機種を発売しました。「もっと便利に。」をキーワードに使いやすさを高め、高い試験力精度、飛散防止カバーによる安全機能、試験効率向上機能など、低価格でありながら様々な要求に対応した装置です。なお当社の精密万能試験機は発売50周年を迎えました。(2009.4.6)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1986
環境にやさしく、クリーンで静かな 電磁式疲労・耐久試験機システム「サーボパルサEMT」シリーズ2機種を発売しました。本製品は、油圧を使用せず、電力のみを駆動エネルギーとする電磁式疲労・耐久試験機です。常にフルパワーで動作させる油圧式と比べて、試験力に応じた電力で運転する電磁式は、環境にやさしい“エコ”な装置です。(2009.6.29)
▼ 分析計測事業部
▼ Tel.075-823-1986
分光機器の小型・高性能化、省エネルギー化などを可能にする収差補正型トロイダル回折格子2製品3種を発売しました。島津トロイダルミラー「TRシリーズ」の加工技術と、低迷光回折格子「ローレライ®(LO-RAY-LIGH)」の製造技術を活かして開発したもので、高性能で高品質な製品です。当社は回折格子の販売において国内トップメーカーであり、欧米等、海外への販売も拡大していきます。(2009.4.23)
▼ 民生品部 デバイスグループ
▼ Tel.03-3219-5797
(左)等間隔直線溝トロイダル回折格子 /
(右)不等間隔曲線溝トロイダル回折格子
島津エス・ディー株式会社は、病院・診療所の再診受付と同時に患者呼出受信機を自動的に貸与する新型の再来受付機「MERSYS-PS(メルシス・ページング・システム)」を発売しました。再来受付機能に加え、受診受付票の出力と同時に無線LAN方式の患者呼出受信機を自動的に貸与する機能を備えており、患者と病院の双方にとって院内アメニティ向上に大きく貢献できます。(2009.7.8)
▼ 島津エス・ディー株式会社
▼ Tel.075-841-9195
(注)所属・役職および研究・開発、装置などは取材当時のものです。