最新技術を展示「京都スマートシティエキスポ2025」

島津製作所は10月2日と3日にけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催された「京都スマートシティエキスポ2025」に出展しました。
「京都スマートシティエキスポ」とは

京都スマートシティエキスポとは、スマートシティ実現のための新たなイノベーション創出を目的とした国際イベントで、2014年から毎年開催されています。今年は、『安寧で持続的な未来を創る地域と産業~「超快適」スマート社会の創出~』をテーマに、スマートシティエキスポと同時にフードテックエキスポも開催され、企業やスタートアップ、海外の政府機関や自治体などが多数出展しました。
人の健康を支えるソリューションを展示

島津製作所のブースでは、マルチデバイス生体計測システム「HuME」や健康増進プラットフォーム「SUPOFULL」をパネル展示し、体内糖化度測定装置「AGEsセンサ」を実機展示するなど、人の健康を支えるソリューションを紹介しました。さらに、食に関する様々なソリューションとして、食品に含まれる機能性成分の解析や新たな機能性表示食品の開発などを支援する「液体クロマトグラフ質量分析計」や、食品の特徴的なかおり成分を分析して定量的に品質を管理する「ガスクロマトグラフ質量分析計」などを紹介しました。
スタートアップインキュベーションセンター マネージャーの木村健士(右端)
マルチデバイス生体計測システム「HuME」は4月に発売した新製品で、筋電位、心拍や心電、脳波、行動などの複数の生体信号と動画データを統合し、人の心理状態や感性、感情の解釈を支援するシステムです。スマートシティエキスポの会期中には事業化を担当した木村健士が講演しました。
バイオコミュニティ関西の取り組み紹介
営業本部 グローバル共創営業戦略室 産学官連携推進ユニット 特任部長の夏原正仁
また島津製作所が参画する「バイオコミュニティ関西」の取り組みについて、夏原正仁が講演しました。「バイオコミュニティ関西」とは、内閣府の「バイオ戦略2020」に基づき、バイオエコノミー社会の実現のためのコミュニティ形成を目指して活動を進める関西圏の団体です。島津製作所はその中の「分析・計測分科会」においてリーダー機関を務めています。今年の7月にはシンポジウムも開催しました。
7月に開催された「分析・計測分科会」のシンポジウムの様子
国際的な文化学術研究都市への発展へ
「共感・共鳴・共創」がキーワード
また、代表取締役会長の上田輝久が「未来社会のつくりかた~ポスト万博シティへの期待~」をテーマに講演しました。けいはんな学研都市が国際的な文化学術研究都市として認知されるようになるためには「共感・共鳴・共創」という3つのキーワードが大切であると述べ、「共感をスタートに認知が広がり、さらなる輪を広げるために共鳴することが大切で、世界中のパートナーと共創する活動を続けることで発展していく」と述べました。
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