個人投資家向けにショールーム見学会を開催
株式相場には「掉尾(とうび)の一振」という格言があります。掉尾は最後に勢いが盛んになることを意味しており、捕まった魚が尾を盛んに振る様子が由来です。根拠があるわけではありませんが、年末に向けて株価が上がりやすいという経験則で、株価上昇への期待感で用いられています。このように、年末の株式相場に期待を寄せている個人投資家の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今年から新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まったことから、個人投資家の株式投資への関心が高まっています。当社は、2024年11月26日に、個人投資家への認知度向上及び当社株式保有に向けた取り組みの一環として、京都・滋賀を中心に地域密着サービスを展開されている西村証券のお客様を招いてショールーム見学会を開催しました。
熱心に話を聞く個人投資家の皆さま
会社説明会の様子
本社・三条工場(京都市)
IRグループメンバーが会社概要を説明
当日は25人の個人投資家が見学会に参加しました。見学会に先立ち、IRセミナーにて会社概要を説明しました。当社が創業してから現在に至るまで約150年の歴史を、動画を活用して説明し、計測機器、医用機器、産業機器、航空機器の4つの事業セグメントでヘルスケア、グリーン、マテリアル、インダストリーの4つの領域に注力していくなど、当社が培ってきた技術がさまざまな市場で活躍していることをお伝えしました。
注力領域であるヘルスケア領域で、質量分析システムを活用した血液検査による病気の早期発見について、認知症への取り組みを紹介したところ、非常に興味を持たれた様子でした。
その後の質疑応答では「認知症治療薬が開発される中、認知症の血液検査による早期発見への取り組みが今後どのような拡がりを見せるのか?」などがあり、特にヘルスケアに対する当社の取り組みに関心が寄せられました。
サイエンスプラザとメディカルセンターを見学
サイエンスプラザの様子
メディカルセンターの様子
サイエンスプラザでは分析計測機器・産業機器・航空機器の代表的な製品を展示しており、社会でどのように活用されているかを産業分野ごとに紹介しています。医薬、臨床、食品、環境に加え、半導体や航空機などのモビリティ分野など、世の中のあらゆる分野で島津の技術が貢献していることを実感いただけました。医用機器の製品を紹介しているメディカルセンターでは病院で見たことのある機器が並んでいることや、健康への関心から、熱心に説明を聞かれる方が大勢おられました。
参加した個人投資家からは「身近なところで島津製品が活躍している。見学会を通じて、島津のイメージを具体的に掴むことができた」、「島津の技術で技術立国日本を支えてほしい。これからも応援している」などのコメントをいただきました。
一般の方は当社の最終製品を目にする機会が少ないため、当社に対する個人投資家の認知度や各事業の理解度が低いことが課題です。今後も、個人投資家だけではなく、あらゆるステークホルダーの方々に、当社の理解を促進するイベントを積極的に開催していきます。
見学会でご紹介したサイエンスプラザは3Dビューなどを通じてバーチャル見学が可能です。ご興味お持ちの方は、是非こちらをご覧ください
バーチャルサイエンスプラザのご紹介
※画面をクリックすると3Dビューでご覧いただけます
また、当社の研究施設や創業記念資料館もバーチャル見学可能です。こちらもあわせてご覧ください
バーチャル施設見学はこちら
西村証券担当者のコメント
お客さまの五感に響く感動体験を!そんな思いで島津様のショールームへお邪魔させていただきました。 普段立ち入る事ができない異空間!?まさに五感を刺激する時間でした。お客様の反応も想定を上回っております。私たちには日頃お見せになられないお客様のお人柄を垣間見たことで、より距離感を縮められたように思います。当日ご案内していただきましたTV放送「魔改造の夜」でも披露された高い技術力を改めて感じることができました。こういった機会を与えていただき感謝しております。お世話になりました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
西村証券の皆さんと島津製作所IRメンバーとの記念撮影
写真中央は西村証券常務取締役 苅田様