2024.02.21

芳しいお茶の原料は虫の糞
生命連鎖の妙味・虫秘茶ができるまで

持続可能な社会への切り札に ナノレベルの触媒技術で世界を変える研究者

お客様とのコミュニケーション誌「ぶーめらん」Vol.49から「芳しいお茶の原料は虫の糞 生命連鎖の妙味・虫秘茶ができるまで」をご紹介します。

虫の糞からつくったお茶が、反響を呼んでいます。商品化したのは、京都大学大学院農学研究科博士課程の丸岡毅さんです。

もともとあまり虫は好きではなかったという丸岡さんに、「虫秘茶」ができるまでのエピソードをお話しいただきました。

虫がつくるお茶

「これはクリの葉。ルイボスティーのような風味で、ほんのり奥に甘みを感じます」

優雅な所作で急須から茶を注ぐと、すっと湯呑みを口元に運び、言葉を選んで的確に評す。その姿はまるで茶師のようだ。

丸岡毅さんには、二つの顔がある。一つは、京都大学大学院農学研究科博士課程の学生。現在2回生で専攻は化学生態学。昆虫の代謝物などを研究している。もう一つはベンチャー起業家としての顔。虫の糞を原料とするお茶の製造・販売を行っている。<全文を読む>

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