2024.02.08

発酵は日本の誇るべき技術
その底知れぬ素晴らしき世界とは

持続可能な社会への切り札に ナノレベルの触媒技術で世界を変える研究者

お客様とのコミュニケーション誌「ぶーめらん」Vol.49から「発酵は日本の誇るべき技術 その底知れぬ素晴らしき世界とは」をご紹介します。

1854年に創業した勇心酒造株式会社(香川県)の現在の主力製品は、酒ではなく基礎化粧品です。およそ50年前、「発酵の技術を食品だけにとどめておくのはもったいない」と機能性素材の開発に着手されました。同社の徳山孝仁常務取締役にお話を伺いました。

酒蔵が遊び場だった

勇心酒造の創業は1854年。ペリーによる2回目の黒船来航と同じ年だ。高松藩の米が集まり、豊富な湧水もあった宇多津で時を刻み、地元の料理に合うふくよかな酒を届けてきた。

だが、現在の同社の主力商品は、酒ではない。米を独自技術で発酵させ、その力を引き出した「ライスパワーエキス」を配合した基礎化粧品だ。肌のコンディションを整えるとして、ユーザーに強く支持されている。自社製品のほか、大手化粧品メーカーへのOEM製品も供給している。

勇心酒造の建物

「米糠が肌にいいとか、温浴効果を促すとか、米には、人の体のバランスを整える力があるんです。それを微生物の力で引き出した。酒造メーカーの私たちだからこそできた、唯一無二の商品だと自負しています」と語るのは、同社の徳山孝仁常務取締役だ。<全文を読む>

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