「けいはんな科学体験フェスティバル」「未来の科学者養成教室」で子どもたち向け体験プログラムをオンライン開催!
2月13日から28日にかけて開催された「けいはんな科学体験フェスティバル」、2月20日に開催された京都市中京区の「未来の科学者養成教室~科学のふしぎを体験しよう!~」で、子どもたち向けの体験プログラムをオンライン開催しました!!
島津製作所は「島津ぶんせき体験スクール ひさき型分光器を作って光を観察しよう!」を、島津製作所 創業記念資料館は「アニメのしくみ 『おどろきばん』をつくろう!」を実施し、多くの小学生と交流しました!
島津製作所の体験プログラムの内容
「島津ぶんせき体験スクール ひさき型分光器を作って光を観察しよう!」は、惑星分光観測衛星「ひさき」のペーパークラフトで光を観察するプログラムです。子どもたちは動画を見ながらペーパークラフトを組み立てます。
惑星分光観測衛星「ひさき」のペーパークラフト
島津製作所 創業記念資料館の「アニメのしくみ 『おどろきばん』をつくろう!」は、約180年前に発明された実験器具「おどろきばん」のペーパークラフトを使い、アニメや映画の仕組みを学ぶプログラムです。
「おどろきばん」のペーパークラフト
「けいはんな科学体験フェスティバル」の概要と様子
「けいはんな科学体験フェスティバル」は、けいはんな学研都市や周辺地区の大学および研究機関、企業が参加し、子どもたちに科学の不思議や面白さを体験してもらうイベントです。けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク(K-Scan)が主催しています。
今年は、けいはんなプラザ(京都府相楽郡精華町)とオンラインで開催されました。
「島津ぶんせき体験スクール」には16日間で52人が参加し、2月13日に行われた島津製作所 創業記念資料館による体験プログラム「アニメのしくみ 『おどろきばん』をつくろう!」には18人が参加しました。
「けいはんな科学体験フェスティバル」に参加した子どもたちの感想や写真
「島津ぶんせき体験スクール」に参加した子どもたちからは、「できあがった『ひさき』の分光器がかっこよかった」「どの明かりを見てもそこまで変化はないと思っていたけれど、明かりの色によってすごく変化があってびっくりした」といった感想が届きました!
「アニメのしくみ 『おどろきばん』をつくろう!」に参加した子どもたちからは「初めてのオンライン授業だったので緊張したけど、楽しかったです。『おどろきばん』を作るのは難しかったけど、回してみると絵が本当に動いて見えてすごかったです」「できあがったら、どんな紙でも動画が作れて何度でも遊べて、とてもうれしかったです」との感想が寄せられました!
「未来の科学者養成教室」の概要と様子
「未来の科学者養成教室~科学のふしぎを体験しよう!~」は、京都の舎密局(せいみきょく)設立から150周年を記念して2月20日に開催されたオンラインイベントです。京都市中京区が主催し、島津製作所と島津製作所 創業記念資料館の協力のもとで実施されました。
舎密局は明治維新の京都における産業近代化の拠点であり、当社の創業者である初代島津源蔵はこの場所に足繁く通いました。舎密局で身につけた技術や知識が1875年の創業に繋がることから、島津製作所と深い関わりがあります。
イベントには、中京区在住もしくは区内に通学する小学生合計37人が参加しました。島津製作所 創業記念資料館から舎密局と島津源蔵について紹介し、館内所蔵の器械を使った実験を披露しました。その後2グループに分かれ、それぞれオンライン授業とワークショップを行いました。
「未来の科学者養成教室」に参加した子どもたちの感想や写真
「島津ぶんせき体験スクール」に参加した子どもたちからは「分光器を使い、光の帯として色々な光を見ることができた。見る光によって見え方が変わっていたのが面白かった」「分光器の話は楽しかった」「島津製作所の見学にはとても興味が湧いた」といった感想が届いています!
「アニメのしくみ 『おどろきばん』をつくろう!」に参加した子どもたちからは「目の残像を使って動くのが面白かった。工作は楽しく、説明もわかりやすかった。またやりたいです」「わたしもこういう発明をしてみたいです」との感想が寄せられています!
「『おどろきばん』だけでなく、家から近い島津製作所や京都の科学の歴史にも触れることができ、子ども共々とても興味深く参加できました」という大人からの声も上がりました。
「島津ぶんせき体験スクール」担当者からのメッセージ
ご参加いただいた皆さん、たくさんの写真や感想、観察記録をお送りいただきありがとうございます。スタッフ一同、大変嬉しく拝見しました。「なぜ?」と不思議に思った事を調べるきっかけになると嬉しいです。
島津製作所 創業記念資料館の担当者からのメッセージ
京都と島津製作所の歴史の説明から実験工作まで組み込んだプログラムを行えて当館らしい活動ができたと思います。現在はコロナ禍のため、今後、ワークショップなど新しい取り組みを始めていければと思います。