Nexera LC-MS/MSシステム 高速液体クロマトグラフィ分析装置

安定したデータ取得を支える基本性能

Nexera LC-MS/MSシステムは,臨床分野で求められるデータを長期で安定して取得する,という要望にお応えします。

過酷な連続分析でも高感度をキープ

下記データは,ヒト血漿中に添加したアルプラゾラムを連続分析して,面積値と面積比(内標:アルプラゾラム-d5)をプロットしたものです。各日400回ずつ,計6日間分析を行いました。
通常の分析停止や,停電や長期休暇による装置停止を模して,毎分析後の分析停止や期間途中での真空停止を織り込みました。
日内変動は各日面積値でRSD 5%前後,面積比でRSD 3.5%前後で,日間変動は変動値2.74%で,分析停止や真空停止の影響はみられませんでした。
夾雑成分が多く含まれたサンプルの分析においても高い耐久性を保ち,データを安定して取得できます。
ヒト血漿中に添加したアルプラゾラムの連続分析
ヒト血漿中に添加したアルプラゾラムの連続分析
ヒト血漿中に添加したアルプラゾラムの日内変動と日間変動
ヒト血漿中に添加したアルプラゾラムの日内変動と日間変動

微量成分でも優れた再現性

定量分析においては,感度だけでなく定量精度が不可欠です。LCMS-8060 CLによる血漿中のVerapamilの分析では,100ag-50pgにおいて非常に高精度な定量結果が得られました。また100agでも%RSD5.08%の優れた再現性が得られています。
LCMS-8060 CLは,複雑なマトリックス中における微量成分の定量分析でも優れたパフォーマンスを発揮します。
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