これまで経験的に「健康によい」と言われている食材も、その具体的な「科学的根拠」が実証されているものは限られています。そこに着目し、研究を進めているのが今回取材させていただいた、北海道情報大学学長の西平順先生。

西平先生が率いる北海道情報大学 健康情報科学研究センターでは、13,000人を超えるボランティアの協力の下、食品を食べた時の効果を科学的に検証する『食の臨床試験』を行っています。

ボランティアの方の役割は、一定期間、試験食品を決められたとおりに摂取し、指定日に各種検査を受けてバイタルデータを提供したり、アンケートや日誌をつけたりするというものです。これらの活動は「食品の安全性と機能性についての科学的根拠」を実証することに貢献するものですが、ボランティア自身の健康維持・増進にもつながっています。

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