廃棄物管理

当社では、生産工程から発生する廃棄物を積極的に再資源化する取り組みを進めています。廃棄物のリサイクル率99%以上を「ゼロエミッション」と定義していますが、当社の拠点の中で最も排出物の多い三条工場では、2011年度以降はゼロエミッションを維持しており、瀬田事業所、秦野工場、厚木工場、島根島津(株)でもゼロエミッションを達成しています。
再資源化を進める方策としては、現場における分別の徹底を通じて、廃棄物から有価物に価値を高める取り組みを全社で実施しています。これは、再資源化の質を高めるのみならず、経営的にもコストダウンにつながっている取り組みです。
また、2012年度からは、生産工程からの廃棄物を発生させない納品方法や再使用を中心として、廃棄物の削減に取り組んでいます。
特に、従来は処理費用を支払って処理をしていた産業廃棄物を再分別したり、処理業者との協力によって有価物にする取り組みを全社的に展開しています。
また、コンプライアンスの向上を目的とした取り組みとして、全社的に電子マニフェストの導入を進めています。日常的な工数の削減にも寄与しているため、産業廃棄物の処理委託業者の協力のもとで、マニフェストの交付枚数の多い拠点から順次切り替えを進めています。
さらに、全国の営業拠点を対象とした営業コンプライアンス研修の中で、営業拠点の廃棄物やお客様先からの下取りに関わる廃棄物、さらに2011年度の廃棄物処理法の改正を踏まえた建設系廃棄物の取り扱いについての講習を実施しています。引き続き、関係会社を含めて、これらの順法に関わる対応も強化し、廃棄物・リサイクルガバナンスのレベルを向上させていきます。

生産拠点における排出量とリサイクル率の推移

生産拠点における排出量とリサイクル率の推移

分析計測機器の保守・交換部品の梱包資材削減
業務システム統括部 業務プロセス革新室 戸田 厚子

業務システム統括部
業務プロセス革新室
戸田 厚子

当社の分析計測機器の保守・交換部品の包装・出荷方法を改善しました。
ECRS の原則に従って、必要とされる包装品質を保持したまま、出荷数の削減、包装サイズの軽量化・コンパクト化を図った結果、包装資材の使用量を15t/年削減し、配送時のCO2排出量も削減することができました。
包装資材の購入費と作業費や運送費の削減を狙った取り組みでしたが、結果的に環境負荷の低減にも繋げることができ、達成感もより大きくふくらみました。
今回の改善は、包装・出荷の現場作業者の皆様のご支援とご協力なしでは実現できなかったことです。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

※ECRS・・・Eliminate:やめる、Combine:結合する、Rearrange:交換する、Simplify:簡素化する

瀬田事業所における廃木箱の削減

事業所から排出される部品などの運搬用木箱の削減対策を実施しました。廃木箱を保存する場所が狭いため、溜まるとすぐに業者回収による搬出を専用コンテナで行っていましたが、立方体の木箱が多く、コンテナに積める容量に限界がありました。
そこで、解体できる木箱は解体を行い、木箱の底面にあるパレット部分を製品保管用パレットとして再利用するように工夫を行いました。
その結果、従来はほぼ毎日コンテナで回収を依頼して1ヶ月に20回程度の回収が必要でしたが、6回に抑えることが可能となり、排出量も処理費用も削減することができました。
さらに、処理する木箱は炭化して、土壌改良剤などとして京都府の植物園や地域のお祭りなどに寄贈する活動も行っています。

島津プレシジョンテクノロジー(株)

瀬田事業所の廃棄箱の削減

廃棄箱の削減方法

炭を用いた植栽の造成

炭を用いた植栽の造成

エコグッズの作成

オリーブ畑での炭の活用

全員参加の環境活動の1つとして、オフィス・工場からの紙ごみの分別を進めています。分別・回収された紙はオリジナルのノートに再生され、従業員の手元に戻ってきます。環境活動の成果を目に見える形で還元することにより、従業員に対する意識の向上を図っています。
2016年度には、香川県の豊島において、NPO法人瀬戸内オリーブ基金が運営しているオリーブ畑で、当社から発生した木くずを再生した土壌改良用の炭を寄贈し、ご利用いただきました。
現在、島内5か所のオリーブ畑で栽培されている1,000本のオリーブの育成に使用されています。

PCBへの対応

PCB廃棄物の処理

難分解性・高蓄積性によって生体に対する毒性の高いPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含むトランスやコンデンサなどの装置については、PCB特措法に基づいて処理が進められています。当社が所有するPCB廃棄物のうち、高濃度のPCBを含有するトランスおよびコンデンサについては、2013年度に処理を行いました。今後は低濃度のPCBを含有する機器の処理に向けた検討を進めると共に、蛍光灯安定器などのPCB廃棄物の保管管理を継続しつつ、処理に向けた対応を進めていきます。
一方、(株)島津テクノリサーチにおいては、絶縁油中の微量PCBの簡易定量法の2技術を提供しています。迅速かつ安価で測定でき、測定値の信頼性の確保に必要な精度を有する測定技術で、2010年1月25日環境省から公表された「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル」の中にも適用されています。

対外表彰・認定

東京支社は、東京都千代田区が行う事業用大規模建築物における優良廃棄物管理者表彰で、2012年度の優秀賞を受賞しました。同表彰は、千代田区が2009度から実施しており、千代田区内の約2,000社の企業(1千平方メートル以上の建築物を保有する企業)を対象に、日頃から事業系一般廃棄物の適正処理や再利用に積極的に取組み、事業系廃棄物の減量、および適正処理への取組みが優秀な企業に与えられるものです。

太平工業は、京都市が2012年に始めた認定制度、「ごみ減量・3R活動優良事業所」に認定されました。これは、市内の大規模事業所(1千平方メートル以上の建築物を所有する事業所)が排出する、事業系ごみの減量に向け、先進的な取り組みをする事業所を、優良企業と認定するものです。従来使用していた木枠梱包を強化ダンボールに変更したことで、大幅にごみを減らすことに成功しました。

環境配慮型梱包材の推進

島津ロジスティクスサービス(株)

島津ロジスティクスサービス(株)では、さまざまな環境保全活動に取り組んでおります。その中でも現在重点的に取り組んでいるのが、製品梱包における環境配慮型梱包材への変更です。従来重量物の梱包は、合板や木材を用いた木箱梱包が主流ですが、これを強化ダンボールに変更する取組みを行なっています。
ダンボールと言っても一般のダンボールとは違い特殊加工されたライナーを使用しており、強度は木箱と遜色ありません。強化ダンボールに変更した場合の環境へのメリットは、木材資源の保全とCO2排出量の削減にあります。例えば同じ容積の梱包箱で比較すると強化ダンボールにした場合、木材使用を60%削減する事ができます。それに、軽量・コンパクトに設計する事が可能ですので、輸送時のCO2排出量を削減する事ができます。また、リサイクルが可能ですので、梱包材廃棄焼却時のCO2削減にもなり、同時に木材の伐採の削減にも繋がります。
今後も梱包・物流分野において環境保全に繋がる提案を行なっていきたいと考えています。

製品の梱包作業風景

島津ロジスティクスサービス(株)会社概要

島津製品の入庫から保管・出庫・包装・梱包・輸送に至るまでの国内・外の商品物流に関する業務の他、梱包設計・輸出梱包などの包装事業、資材調達部品の入出庫、部品センター品の集積配送、工場内および協力会社への生産物流など、国内・外のロジスティクスに関する総ての業務を担当しています。

発泡スチロールや有機溶剤糊を使用しない「ECOパネル」の推進

(株)島津アドコム

「ECOパネル」を使用した展示ブース

(株)島津アドコムでは、焼却しても有毒ガスが発生しない「ECOパネル」を推進しています。展示会やショールームでは展示用説明パネルや写真パネルが欠かせません。その多くが使用後は廃棄されますが、従来のパネルでは石油製品である発泡スチロールを使用しているため不燃ゴミとして処理するしかありませんでした。またボードの反り返りを避けるため有毒な有機系溶剤糊を使用していました。これをリサイクルできる材料を使って作ることができないか?有機溶剤糊に代わる糊は他にないか? その環境に対する想いから「ECOパネル」は誕生しました。紙やダンボールを使用しているため、使用後は古紙として処分が可能です。また、貼り合わせ技術により、有毒ガスの発生しない水溶性糊の使用を可能にしました。今後も広告宣伝に携わる私たちが、少しでも環境保全への負担低減につながる活動を推進してまいります。

(株)島津アドコム 会社概要

お客様のマーケティング戦略に最適なコミュニケーションプランを提案する広告宣伝会社です。マスメディア、WEB、印刷物、映像の企画・制作をはじめ環境関連のイベント・展示会も数多く携わっております。

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