2入力形演算器 M715

□仕様
アナログ入力 1〜5V DC
4〜20mA DC
ディジタル入力 ドライ接点またはオープン・コレクタ(入力負荷:DC24V 5mA)
電力供給:本機器から行なう。
アナログ出力 1〜5V DC
4〜20mA DC
ディジタル出力(計器異常) フォトモスリレー
正常でON 異常でOFF

ディジタル負荷容量

ACまたはDC100〜115V 100mA
入出力点数
アナログ入力 2点
ディジタル入力 1点
アナログ出力 1点
ディジタル出力 2点
演算式とパラメータ
1)加減算器 演算式
Y=K1(X1-B1)+K2(X2-B2)+B0
2)乗算器 演算式
Y=K0
(X1-B1)(X2-B2)
100
+B0
3)除算器 演算式
Y=K0
100(X2-B2)
(X1-B1)
+B0
4)ハイ・セレクタ 演算式
X1≧X2 で Y=X1
5)ロー・セレクタ 演算式
X1≧X2 で Y=X2
X1<X2 で Y=X1
6)アナログ・ホールド 演算式
D/ I=「0」のとき
Y=X
D/ I=「0」→「1」変化のT1秒後
Y={X] H (ホールド)
D/ I=「1」→「0」変化のとき
Y=[X] H →X(変化率T2秒/FS)
7)アナログ・プリセット 演算式
D/ I=「0」→「1」のとき
Y=X→C(変化率T1秒/FS)
D/ I=「1」→「0」のとき
Y=C→X(変化率T2秒/FS)
8)リミッタ(警報付) 演算式
X>Hのとき Y=H
D/O1=「1」 D/O2=「0」
L≦X≦H のとき Y=X

D/O1=「0」 D/O2=「0」

X<L のとき Y=L
D/O1=「0」 D/O2=「1」
D/O1=「1」 のとき X<H-HYS
D/O1=「0」
D/O2=「1」 のとき X>L+HYS
  D/O2=「0」
9)平均 演算式
Y=
1
2
(X1+X2)
10)偏差警報器
| X1-X2 |≧DL のとき D/O1=「1」
D/O1=[1] のとき | X1-X2 | <DL-HYS で D/O1=「0」
11)故障検出
故障検出器とは、同じ物理量に対して測定されている2つの入力信号X1、X2を監視し、正常時には信号X1を出力し、異常時には自動的に出力を信号X2に切り換える機能を持った機器です。
入力信号X1、X2の状態(正常/異常)は、それぞれディジタル出力D/O1、D/O2に出力します(正常で「1」、異常で「0」) 。
注)入力信号X1の「異常」状態は、以下のように定義します。(X2も同様)。
信号X1がHL、LL、RLのいずれかの設定値以上になり、かつ偏差 | X1-X2 | が設定値DL以上になったとき。
動作は以下の通りです。
1 入力X1、X2が両方正常のとき
Y=X1 D/O1=「1」 D/O2=「1」
2 両方正常から入力X1が異常になったとき
Y=X2 D/O1=「0」 D/O2=「0」
3 2の状態から入力X1が正常に戻ったとき、次のどちらかの動作または状態をとると、出力は入力X2から入力X1に切り換わります。
ディジタル入力D/Iを 「0」→「1」→「0」にしたとき
Y=X1 D/O1=「1」 D/O2=「1」
入力X2が異常になったとき
Y=X1 D/O1=「1」 D/O2=「0」
4 2の状態から、さらに入力X2が異常になったとき
Y=X2 D/O1=「0」 D/O2=「0」
5 両方正常から入力X2が異常になったとき
Y=X1 D/O1=「1」 D/O2=「0」
6 5の状態から入力X1が異常になったとき
Y=X1 D/O1=「1」 D/O2=「0」
12)ピークホルダ 演算式
D/ I=「0」 のとき
Y=[X]P (ピーク値)
D/ I=「0」→「1」 のとき
Y=[X]P→X(変化率T秒/FS)
13)変化率警報器 演算式
| X (n) -X (n-1) | ≧RL がT秒継続なら
D/O=「1」
| X (n) -X (n-1) | <RL がT秒継続なら
D/O=「0」
演算精度

±0.1%FS以下

電源電圧 AC100〜115V±10% 50/60Hz
またはDC24V±10%(共用)
使用周囲温度範囲 0〜50℃
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