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島津システムソリューションズ株式会社
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校正とは

JCSS

当社は、認定基準としてISO/IEC17025を用い、認定スキームをISO/IEC17011に従って運営されているJCSSの下で認定されています。JCSSを運営している認定機関(IAJapan)は、アジア太平洋認定協力機構(APAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に署名しています。当社流量計校正試験所は、国際MRA対応JCSS認定事業者です。JCSS 0273は、当社流量計校正試験所の認定番号です。

なぜ、校正が必要なのでしょうか?

品質への要求の高まりに伴い、各計測器の管理に対する要求事項も年々厳しいものになってきています。これまで管理対象となり難かった“流量計”についても指摘を受けるケースが増え、当社への校正依頼も年々増加しています。

単にISO9001等の要求を満たすためだけではなく、外部へ自社の製品の性能を公表する際にそのデータの信頼性を担保するためにも校正は必要です。

そのためには、まず“校正”とは何かを正しく認識する必要があります。

お持ちの計測器の適切な校正ができていますか?

ご使用中の計測器の校正証明書には,不確かさが記載されているでしょうか?

「校正」とは、
(1) 上位標準と比較し、
(2) 不確かさを求めることが必要です!

このことは、

・International Vocabulary of Metrology (VIM)
・ISO/IEC Guide99
・JIS TS Z0032:2012国際計量計測用語−基本及び一般概念並びに関連用語(VIM)
・JIS B7552「液体用流量計の校正方法及び試験方法」

等で規定/要求されています。

計測器のトレーサビリティが確保されていますか?

今行っている定期検査では、トレーサビリティがないかもしれません。

トレーサビリティを確保するためには、ただ単純に国際又は国家標準と比較し、つながっていることではなく、

(1) 不確かさのついた適正な「校正」を行い、
(2) 国家標準に切れ目のない校正の連鎖でつながっていることが必要です!

このことは、
VIM、ISO/IEC Guide99、JIS TS Z0032:2012、JIS B7552 等に規定/要求されています。

実は“校正”が出来ていないかもしれません!

“一般的に言われる校正(実流試験)” と “適切な校正” は全く異なるものです。
世間でいう “一般的に言われる校正(実流試験)” は校正ではありません。
校正ではありませんので、トレーサビリティがありません。

校正 一般的に言われる校正(実流試験)
不確かさが試験結果・証明書に記載されている。 不確かさが試験結果・証明書に記載されていない。
トレーサビリティがある。 トレーサビリティがない。
多くの場合、測定ポイント1点につき複数回の測定が行われている。 多くの場合、測定ポイント1点につき1回の測定が行われている。

この意味で、単に実流試験を行う場合に“校正”という言葉を使用した表現をすることは、適切ではないといえます。

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